秋葉原17人無差別殺傷事件公判
■ 初公判 (2010年1月28日)
- (1)「おわびをさせてください」加藤被告、背筋を伸ばして謝罪
- (2)メル友女性に顔写真送ると返信途絶え…検察官「容姿に強いコンプレックス」
- (3)「歩行者天国に突っ込んで多くの人を」計画は恐怖で3度躊躇
- (4)「背中を刺された。苦しい」事件直後に電話するも…
- (5)「失礼しました」被害者多く順番を間違える検察官
- (6)「掲示板は生活の重要な一部」事件直前まで書き込み
- (7)大量血痕の現場写真、被告はまばたき繰り返し…
- (8)被害者が写っている…モニター暗転、5分沈黙
- 検察側冒頭要旨(上)「大事件起こして捕まれば人生終わり」
- 検察側冒頭要旨(下)「知能程度はむしろ高水準」
- 弁護側冒頭要旨「彼にとって掲示板とは何なのか」
■ 第2回公判 (2010年2月1日)
- (1)再現される事件当時の進行経路… 消されたモニターを見つめる被告
- (2)「白っぽい上着の男に注目してください」再現される被告の行動
- (3)「あなたの所有物ですね」「はい」… 凶器のナイフ示され、うなずく被告
- (4)「背中を刺された。息苦しい」…被害者の“声”にも被告は無表情
- (5)「みんな死んでしまえ」「目標は100人」… 読み上げられる掲示板の書き込み
- (6)殺害準備の過程を詳細に書き込み…「準備完了だ」
- (7)モニターに映し出されるナイフの売上伝票 うつむいていた被告も顔をあげ…
- (8)「轟音」「風に押された」「つんのめった」…トラック突進の様子証言
- (9)「耳から血が出ていて、ほとんど呼吸がないような…」言葉に詰まる証人
- (10)「刺された!」「あいつ、やばい!」響く怒声、制圧試みるも…
- (11)「真っ赤な血の海があって…」声を震わせる証人
- (12)「あれは『戦場』そのものだった」…加藤被告は硬い表情のまま
- (13)“犯人”と呼ぶ弁護人 閉廷後、遺族に一礼する被告
■ 第3回公判 (2010年2月5日)
- (1)見えてはいけない映像が傍聴席に丸見え? 急にモニターずらす弁護人
- (2)明かされる遺体や傷の状況… うつろな瞳で聞き入る被告
- (3)「人がトラックにひかれ転がり…」 衝立の向こうで語られる生々しい証言
- (4)「フラフラでジグザグのように走っていった」 通行人を跳ねて車から降りた被告
- (5)「事件きっかけに道を歩くと前後から襲われそうで…」 トラウマ語る証人
- (6)「どこにいました?」「どこですか?」 微妙な位置関係を追及する弁護人
■ 第4回公判 (2010年3月9日)
- (1)友達は「ゴフッ、ゴフッと口から血が流れ」……暴走トラックにはねられた男性、証言台へ
- (2)「ゲームの決着をつけたい…」友人を失った大学生
- (3)「死線をぎりぎりすり抜けた」震える声に法廷内は…
- (4)「被害者の恐怖や痛みを味わい死んでほしい」…涙声で極刑を求める
- (5)「一生車いす」医師の言葉を信じられぬ被害者「本当かよ?」
- (6)「脊髄切れて足の感覚ない」「痺れも残る」…赤裸々に語る被害者
- (7)「腰に違和感、右手を回すと血が…」刺された瞬間の記憶は「ない」
- (8)リハビリの日々…被告の手紙は「しびれ大きく、読んでいません」
- (9)「被害者にどうしたらいいか考えてほしい」反省促す証人
■ 第5回公判 (2010年3月11日)
- (1)「その見取り図作成は忘れました」 証人の警察官が正直に“告白”
- (2)アニメ好きの4人組、映画帰りに「突然トラックが…」
- (3)「頭にべっとりと血だまりが」被害者の調書が事件を再現
- (4)迫るトラック、友人が背中を押し「自分を救ってくれたと思う」
- (5)亡き親友、今でも夢に…目覚めて「もう、いねーんだな」
- (6)「口、鼻、耳から血が流れ…」再現される事件現場の惨状
- (7)「激痛が走り、のたうち回った」凄惨な証言に静まりかえる法廷
- (8)携帯サイトに書き込まれた動機に「こんなくだらないことで…」怒る被害者
- (9)加藤被告への手紙の真意…「事件を知るには加害者を知る必要がある」
- (10)「頭を動かさない方がいい!」警察官に言われた被害者は…
- (11)「たまたま死ななかっただけ」腎臓摘出した被害者の女性
- (12)「プライド守るため私たちの命を利用」被害女性が加藤被告を非難
- (13)被告に手紙を返信した被害女性「私たちのことを知ってほしい…」
- (14)「トラックは2コマ記録」防犯カメラ解析の警察庁技官が証言
- (15)トラックは約43キロで交差点に突っ込んだ…
■ 第6回公判 (2010年3月15日)
- (1)主任弁護人が遅刻 「すいません」と慌てて入廷
- (2)検察官が示した衣服の写真に「だいたい同じ」目撃者が証言
- (3)「目が半開きで口が大きく開いていました」…事件の恐怖語った目撃者
- (4)通行人を次々に襲った男は“狙い”を定めた…弁護人が詳細に質問
- (5)「トラックにはもじゃもじゃ髪の男が…」現場で目撃した犯人
- (6)「いいから逃げろ」刺された被害者は婚約者に叫んだ
- (7)被告への怒り「反省も意味なし」…事件思いだし外出できないままの婚約者
- (8)「男は走りながらこちらを見た」 再現される凶行の様子
- (9)ガラス割れ、バンパーは外れていた…暴走トラックは向かって来た
- (10)地図に男、男、男…混乱気味の尋問に裁判長も「このままでは分からなくなる」
- (11)「テロかと…トラックから仲間が次々と出てくるのかと…」
■ 第7回公判 (2010年4月27日)
- (1)「犯人は『アー』と叫び走っていった」証人 加藤被告がメモ
- (2)「ヤケかと思ったが、殺気を感じ…」事件当時の恐怖語る目撃者
- (3)「白い服の男が走り抜けた」状況語る証人、被告は正面から見すえ…
- (4)「あなたが戻ってこられる世界はない」顔を上下させる加藤被告
- (5)検察官も「AKB」 右腕に傷跡「見せてもらえますか」
- (6)主任弁護人の意図が不明!? 疲れ見せるほかの弁護人
- (7)「宝箱の街、秋葉原を殺人の舞台にした犯人には極刑を!」強く訴える目撃者
- (8)「えー、もう一度お願いします」ビデオリンク方式の影響?
■ 第8回公判 (2010年5月21日)
- (1)上司を刺された女性警官の証人は、被告を鋭くにらみ付けた
- (2)交差点にトラック突入…瞬間的に「まずい、速すぎる」
- (3)「そこの茶のジャケット、ナイフを持っているぞ」 叫び声に足がすくむ証人
- (4)そのとき目撃者は…110番通報で被害の様子を“ライブ中継”
- (5)「人間、誰でも起こりうることかも…」証人、被告の動機に触れ
- (6)父の口からあふれる血を吸い…被害者長男が必死の救護
- (7)「忌まわしい記憶呼び覚まし、傷口に塩」 弁護側の戦術を痛烈に批判する証人
- (8)読まずに返送した被告の手紙「二度と受け取らない」
■ 第9回公判 (2010年5月24日)
- (1)「突き上げるように次々パンチ」…目撃男性が証言
- (2)目撃者「まるで時代劇の立ち回り」
- (3)警察官の防護衣に3カ所の傷
- (4)加藤被告逮捕の警察官「女性の背中にナイフが」
- (5)拳銃向け「撃つぞ!」加藤被告は「ナイフを落とし、崩れ落ちるように座った」
- (6)警察官「やるかやられるかだった」 加藤被告との格闘証言
- (7)署へ向かうパトカーの中、加藤被告は泣いていた
■ 第10回公判 (2010年5月25日)
- (1)「ああ、終わりだな。このまま死ぬんだな…」 刺され、死の淵に立った警察官が証言
- (2)「係長が刺された!」 血だまりの横で女性警察官は叫んだ
- (3)惨状思いだし涙…女性目撃者の傷、いまも癒えず
- (4)「手には血…体の中に何かが入った」 刺された瞬間を証言
- (5)背中の血が止まらず、死を覚悟…「仕事や家族、全てのこと考えた」
- (6)「刃物を持った手が伸びてきた」 見上げれば犯人の顔…
- (7)加藤被告の目に涙? 証人の訴えに顔を紅潮させ…
- (8)「逃げろ!」の声で群衆走り出す 一緒にいた友人は帰らぬ人に
■ 第11回公判 (2010年6月1日)
■ 第12回公判 (2010年6月3日)
■ 第13回公判 (2010年6月28日)
■ 第14回公判 (2010年6月30日)
■ 第15回公判 (2010年7月2日)
■ 第16回公判 (2010年7月27日)【被告人質問】
- (1)母親「経済的な損害賠償は不可能…私は被告を見放さない」
- (2)「つぐないのため、すべて話す」 「掲示板の荒らしやめさせる」ことが動機
- (3)「掲示板は自分が帰る大切な場所」 子供のころ「2階の窓から落とされそうに…」
- (4)笑われながら風呂に沈められ…スタンプ10個で罰 「母の意沿わぬと怒られる」
- (5)「床に食事ぶちまけられ…」 幼少期の母親の仕打ちを告白
- (6)小学校高学年までおねしょ 「おむつはかされ屈辱的だった」
- (7)「中学時代付き合ったのは2人」と“恋愛遍歴”も 母親「やめないと転校させる」
- (8)高校入学最初の試験「ビリから2番目」 車買う約束反故で進学拒否
- (9)警備員の仕事で誘導無視のダンプに“ブチ切れ” 「現場放棄して帰宅した」
- (10)掲示板の仲間失い自殺を決意 「トラックに正面衝突しようと…」
- (11)酒飲んで自殺図る… 「飲んだ酒の種類は?」質問に割って入る裁判長
- (12)「普通の家族になりたい…」 願った矢先に両親が離婚話
- (13)「不細工で彼女いない」 自虐ネタ書き込みウケ狙う
- (14)仕事以外の時間は書き込み…「掲示板の人間関係が大切」
■ 第17回公判 (2010年7月29日)
- (1)ネットの世界で「引きこもり」 返信ないと募る“不安と孤独”
- (2)「誕生日に自殺考えていた」 知人女性宅では同じ布団に寝て…
- (3)「セックスするつもりで来たのか」 抱きついた知人女性に責められて…
- (4)「肩の力を抜いて」 自殺思いとどまらせた警察官の言葉に涙
- (5)車の検査ミス疑われ、「何じゃい!」と激怒
- (6)アキバで“エロ関係”やメイド喫茶… 「同僚の思い満たすよう案内」
- (7)「顔が普通以下では彼女ができない」 自らの書き込みを解説
- (8)ネットのなりすまし続発に「人間関係乗っ取られた」と怒り
- (9)「私を殺したのはあなたです」…掲示板で怒り爆発させた被告
- (10)「殺傷系の事件起こすこと考えた」 凶器購入に向かうが…
- (11)「自殺に他人を巻き込むなら目標100人」… 膨張する妄想
- (12)ナイフ6本購入 「シンプルでバランスのとれたもの選んだ」
- (13)「八方ふさがり。それ以外方法がない」 事件決意した瞬間
■ 第18回公判 (2010年7月30日)
- (1)「たまたま目に入った人を刺した」 犯行のその瞬間
- (2)「自分を中心に円が広がるように人が逃げた」 途切れがちの記憶だが…
- (3)「ナイフ捨てろ」に「ん?」 逮捕の瞬間「気づいたら地面」
- (4)警察署で最初に口にした言葉は… 「人生に疲れた」
- (5)「殺すつもりでも殺さないつもりでもなかった」 はぐらかす殺意
- (6)「見ているんだから思いだせ!」 取り調べで供述迫る検事
- (7)「女性関係を聞かれいやだった」 検事調べに不満漏らす
- (8)「私の罪は万死に値します」 被害者への謝罪の手紙
- (9)ネットの人間関係より「現実の関係のほうが重要と気づいた」
- (10)被害者全員の近況を暗記? 事件の責任「すべて自分にある」
- (11)「自分を見つめれば私のようにならない」 再発防止策示す
- (12)仙台の会社辞めるとき 「火をつけようと考えたことある」
- (13)「性欲なかったの?」 挑発的質問繰り返す女性検事
- (14)「包丁でもよかったが、なぜナイフか分からない…」 噴出する矛盾
■ 第19回公判 (2010年8月3日)
- (1)ハンドルネーム「クロノコ」の理由を突然問われ…
- (2)検察官の「ネタですか?」に「ネタ臭はします…」
- (3)ナイフ以外に特殊警棒も買っていた! その理由は…
- (4)仕事ない、金ない、居場所もない だから…
- (5)はねられた被害者は目を見開き、『ア』か『オ』を口にした
- (6)ナイフを素直に捨てた理由…耐刃防護衣に「警視庁」の3文字
- (7)「〜だと思います」連発に切り込む検察官 「逮捕後は混乱していて…」
- (8)「ツナギの『加藤萌え〜』」で思い出し笑い…「不謹慎」と反省
- (9)掲示板での誹謗中傷は“荒らし”でなく「むしろ歓迎」
- (10)「いい子を演じる自分は嫌…」 法廷では2時間のDVD再生
- (11)DVD再生で沈黙続く法廷…おもむろにメモを取る加藤被告
■ 第20回公判 (2010年8月4日)
- (1)「いま思えば、呆然としていたのかも」 取り調べ当初の思いは…
- (2)「被告の記憶にない部分を調書にしたことない」 正当性主張する検察官
- (3)「母は私を作品のように扱った」 採用決定で読み上げられる調書
- (4)「体格や足の長さにもコンプレックス」 顔写真のメールに返信なく
- (5)ダガーナイフ購入後、2日続けて風俗店に…その理由は
- (6)「父母に謝る気持ちない」一転、「ウソついていた…」
- (7)動機は「悩み、苦しみをアピールするため」「ネット住人への復讐」とも
- (8)「自虐的」「未熟で子供っぽい」「被害的」… 精神鑑定結果
■ 第21回公判 (2010年9月14日)
■ 第22回公判 (2010年10月5日)
■ 第23回公判 (2010年11月1日)
■ 第24回公判 (2010年11月9日)
■ 第25回公判 (2010年11月11日)
■ 第26回公判 (2010年12月7日)
■ 第27回公判 (2010年12月15日)
■ 第28回公判 (2011年1月25日)【論告求刑】
■ 第29回公判 (2011年2月9日)【最終弁論】
■ 第30回公判 (2011年3月24日)【判決】
■ その後
■ 参考