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「今からでも真実語って」重傷の元タクシー運転手

 東京・秋葉原の無差別殺傷事件で殺人罪などに問われた元派遣社員加藤智大被告(28)の公判が7日、東京地裁(村山浩昭裁判長)であった。事件で脇腹をナイフで刺され重傷を負った元タクシー運転手の湯浅洋さん(56)が意見陳述した。

 湯浅さんは「今でも鮮明に、あの時の悲惨な状況が浮かびます。私は加藤被告に対し極刑を求めます。被害者や遺族らの苦しみを思うと、他の刑はありません」と述べた。

 また「自分の子供たちと同じ年頃の被告に、死を与えて下さいと言わなければならないことがつらい」と、複雑な胸中ものぞかせた。

 最後に被告席の加藤被告の方を向き、「謝罪の手紙には二度とこのような事件が起きないよう正直に事実を語り、償いたいとあった。しかし、裁判で明らかにされたのは、とても納得がいくものではなかった」と述べ、「今からでも真実を語ってほしい」と語りかけた。加藤被告はじっと正面を向いたまま、湯浅さんの言葉を聞いていた。

 審理は、精神科医の尋問が行われる15日の次回公判で実質的に終了し、来年1月25日に検察側の論告・求刑、2月9日に弁護側の最終弁論が行われる見通し。

⇒第27回公判