渋谷セレブ妻バラバラ殺人事件公判
■ 初公判 (2007年12月20日)
- (1)歌織被告に「愛人」結婚前から継続」
- (2)「有利な離婚」焦る歌織被告、凶器はワインボトル
- (3)弁護側DV主張「夫、被告の匂いかぎ監視」
- (4)「暴行と謝罪で逃げられず」食い違う弁護側冒陳
- (5)泣き続ける歌織被告
- (6)ノコギリ見せられ「私のものです」
- (7)「あいつが憎い」
- (8)祐輔さんの母「歌織は悪魔」
- (9)「私VSだんな側の人間」
■ 第2回公判 (2007年12月25日)
- (1)「歌織はヒス」助けを求める電話が母に
- (2)義母を前に「どうして連れてきたのよ」と夫なじる
- (3)遺体発見、義母の問いに「夫とは違う」
- (4)母「殺すなら別れればいいのに」
- (5)歌織被告の親に会ったことなかった夫の親
- (6)夫“不倫”ボイスレコーダー解析の刑事出廷
- (7)「愛人」出廷「家賃17万4年間払った」…動揺する歌織被告
- (8)ひきつる被告 愛人「夫から電話あった。疑った?」
- (9)「結婚後に男女の関係はない」
- (10)「いつも歩く敷地に遺体」電力会社の検針員
- (11)「シェルターで逃げ方教えてもらった」歌織被告が友人に話す
- (12)夫以外の男性と写った写真を友人に預ける
- (13)「盗聴テープ」を無表情のまま友人に披露
- (14)夫殺害後に「クリスマスを一緒に祝おう」
- (15)「歌織被告の過去を聞かされ、『悪いと思わない?』といわれた」
- (16)歌織被告「家を出ても私は行くところがない」
■ 第3回公判 (2008年1月17日)
- (1)歌織被告「勝手に子供をおろした」
- (2)夫を引きずって追い出した歌織被告
- (3)新宿で見つかった上半身「祐輔さんじゃないか」
- (4)相次ぐけんか…離婚めぐって揺れる夫婦
- (5)「殴ったあなたが悪い」証人、祐輔さんをしかる
- (6)「結婚したかった」祐輔さんの不倫相手が登場
- (7)不倫相手に「妻にばれたかも」「一緒になろう」
- (8)夫不明も、心配は「給料とボーナス」
- (9)夫の勤務先に給与口座を問い合わせた歌織被告
- (10)「夫から年明けにメール」とウソ その理由は…
- (11)「携帯見られてる」祐輔さんを束縛
- (12)「窮屈、楽になりたい」と祐輔さん同僚に
- (13)祐輔さんは「社交的」歌織被告は無表情のまま…
■ 第4回公判 (2008年1月22日)
- (1)「それさえなければ…」母号泣
- (2)娘婿に「お願いだから別れて」
- (3)母「祐輔さん、ごめんなさい」被告は…
- (4)祐輔さん、被告の両親に「別れたくない」
- (5)「祐輔さんが土下座して謝った」
- (6)「お金やマンション眼中にない」母が証言
- (7)「論理の押しつけだ」検察側と弁護側激しい応酬
- (8)謝り続ける母、無表情で見る歌織被告
- (9)母と検察側 かみ合わぬやりとり
- (10)被告にDVの本差し入れ
- (11)手を合わせる母、目そらす遺族
■ 第5回公判 (2008年1月30日)
- (1)牧師ら出廷 歌織被告、教会でDVを相談
- (2)「違う一面伝えたい」にすすり泣き
- (3)「ノースリーブの右腕にあざ」歌織被告の友人証言
- (4)祐輔さんに「帰っても何もしないよね」
- (5)DV「手は出さず、体当たり」
- (6)「一時的に別居」スレ違いの夫婦像証言
■ 第6回公判 (2008年2月7日)【被告人質問】
- (1)愛人と最後の関係は「大阪旅行で」
- (2)「性生活拒むと浮気を疑われた」「暴行は部屋中引き回し」
- (3)「服脱がされ、あちこち『においチェック』」
- (4)万引発覚で「別れてください」
- (5)服も下着も脱がされ…「あの晩の暴力は顔に集中」
- (6)「万引したことを弟にばらされた」暴力のやり方も巧妙に
- (7)元カノに「結婚は失敗」「浮気して出て行った」
- (8)「妻がポルノ雑誌をみつけて怒っただけ」と祐輔さん
- (9)「誕生日は離婚の目標日」
- (10)お互いを「ダディ」「マミィ」と呼び合った
- (11)“浮気”の証拠得ようとICレコーダーを…
- (12)「携帯に110番セットし、下着の中に」
- (13)セレブ妻の「絶望」殺害の瞬間語る
■ 第7回公判 (2008年2月12日)【被告人質問】
- (1)殺害直後にパン屋へ 親に「ノコギリ代」無心
- (2)怒鳴って脅す検事は「まるで祐輔さん」
- (3)「私の洋服をナイフで切ったりした」
- (4)暴力、浮気、料理、家事…破綻の原因は?
- (5)「申し訳ない」遺族に初めて謝罪 祐輔さんには…
- (6)殴られた祐輔さん「なんで…」
- (7)「最初の処分は下半身」検察側と食い違い
- (8)「起きあがって向かってきたので、また殴った」
- (9)「フット、ハンド、ボディー、バラバラ完了」ノートに記す
- (10)苛立つ検察「相手によって都合のいい話していないか?」
- (11)「お前みたいな女がろくでもない男と結婚するから…」と父
- (12)「スポーツクラブの男性とメール?」「ありえません」
- (13)「遺族への手紙」でふてくされ
- (14)謝罪は本物か…「傍聴席は見ない」
- (15)「白いボールに包まれてフワフワ…」鑑定人に不可解答弁
- (16)凶器選び「ワインボトルだけ浮き上がった」
- (17)「どうして家を出なかった?」裁判長は疑問を口に
■ 第8回公判 (2008年2月25日)
- (1)“スパルタ”の父「お前が一番だらしない」と歌織被告に
- (2)「娘に『離婚サンプル』送った」
- (3)「娘と話したくない」とケータイ壊した父
- (4)検事詰問に「どうしたらいい!」と逆ギレの父
- (5)裁判長「世間で通用するか」と父に苦言 祐輔さんの父は「かたきを討つ」
- (6)祐輔さんの父「無期懲役、仮釈放なしを希望」
■ 第9回公判 (2008年3月10日)【鑑定人尋問】
- (1)「男漁りに行きたいのか」歌織被告に父がダメ出し
- (2)衝撃の新事実 歌織被告、夫から「性的写真ばらまく」と脅されていた
- (3)「夫の寝顔に血を流す女性」歌織被告の幻覚や幻聴明らかに
- (4)殺害後に夫と“会話” 警察署の鏡に白シャツの祐輔さんが…
- (5)検察側鑑定人が歌織被告「心神喪失」の結論 その病名は…
- (6)鑑定人2人とも責任能力に疑問符 歌織被告は無表情のまま
- (7)「犯行はバーチャルリアリティー」鑑定人、詐病も否定
- (8)2人で面接、所見は共有 検察官は「共同鑑定」と指摘
■ 第10回公判 (2008年3月12日)【再び被告人質問】
- (1)「歌織、カネにこだわっていたとは言ってない!」友人尋問していた
- (2)幻覚「変なヤツと思われたくなくて言えなかった」…検察官は疑念の目
- (3)そのとき「地球上の全エネルギーが。体中から汗が」
- (4)「すべてが面倒くさい。もういいや」
- (5)キレた「殴った時を見てないし!」…検察官「狙って? 狙って?」質問に
- (6)「精神鑑定どうでもいい。聞いて欲しかったのは彼との生活」
- (7)「イヤ」「そんなこと言っても」…頭捨てるとき亡き祐輔さんと“会話”
- (8)「性的写真」が別れられなかった理由 法廷でも「言いたくなかった」
■ 第11回公判 (2008年3月24日)【再び鑑定人尋問】
- (1)「暴力PTSD関係ない」歌織被告の病状
- (2)「火の見櫓のお七」の幻覚見た歌織被告
- (3)「キラキラ感」めぐって“反攻”する検察官
- (4)殺害後の歌織被告は「穏やかな感情」
- (5)歌織被告「今でも血のにおい」は幻嗅か
- (6)「血を流す裸の美人はフィギュアのよう」歌織被告の幻覚が詳細に
- (7)歌織被告は殺害後「笑っていた」 鑑定人のあいまい証言に裁判長は…
- (8)「歌織被告は計算していない」に検察官ムカッ 裁判長は「評価の問題」
- (9)「歌織被告は急性錯乱」 鑑定での発言には「相当の真実性」
- (10)「性的写真」気にする裁判長 次回は再び歌織被告が証言台へ
■ 第12回公判 (2008年3月24日)【三度被告人質問】
- (1)「セックス拒否すると中絶責められた」
- (2)仕事転々の果て…探偵も目指した?
- (3)衝撃写真が存在「祐輔さんの腕にあざ」 事件直前に大げんか?
- (4)「あなたの目的分からない」と裁判長 ヤマ場迎えて被告は…
- (5)「嘘メールは」「ノコギリは」「映像は」…裁判長が矢継ぎ早に
- (6)「間違いなく私がやった」に裁判長は「再鑑定必要なし」 4月結審へ
■ 第13回公判 (2008年3月24日)【論告求刑】
- (1)「法廷はお前の舞台か」「息子のかたきを」祐輔さん母、怒りの手記
- (2)「DVなくなっていた」「弁解はウソ」 検察官がバッサリ
- (3)「幻覚・幻聴は不自然」 精神鑑定にも“ダメ出し”
- (4)「自己チューで無反省」女性検事が断罪 被告は目を見開いて…
- (5)「当日は精神障害」 弁護人が語った最後の“ストーリー”は…
- (6)衝撃! 最後の肉声「カオリ」「マミ」…第2、第3の人格出現?
- 被害者両親の手記「祐輔の無念はらして」
- 論告要旨(1)「歌織被告には完全責任能力があった」
- 論告要旨(2)「精神障害あるかのように供述変遷」
- 論告要旨(3)「合理的で的確に行動、異常はなし」
- 論告要旨(4)「憎しみの感情爆発、動機は理解可能」
- 論告要旨(5)「かつてのDV、過度に考慮すべきでない」
- 論告要旨(6)「自己弁護に責任転嫁…家族のきずな断ち切った」
- 最終弁論「殺人は無罪。妄想が行動させたのだ」
■ 第14回公判 (2008年4月28日)【判決】
- (1)「主文!」そのとき全身ホワイトの歌織被告は…「DV継続」は認定
- (2)「幻覚」見ても完全責任能力あり 歌織被告は裁判長に視線
- (3)ウソの届け出、なりすましメール…「明らかな犯行隠蔽」と断罪
- (4)「地獄のような夫婦生活」裁判長も同情 「立ち直って」と説諭
- 判決要旨(1)歌織被告は「逃れたいと、とっさに殺意」
- 判決要旨(2)「犯行は歌織被告の意思と判断に基づく」
- 判決要旨(3)歌織被告に同情も「犯情は悪い」と断罪
◆ その後 ◆
- 弁護側控訴 (2008年5月9日)
- 控訴審結審 (2010年5月18日)
- 控訴棄却 (2010年6月22日)
- 息子の「真の姿」訴える遺族 (2010年6月27日)
- 上訴権放棄、懲役確定 (2010年6月29日)