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(5)「殴ったあなたが悪い」証人、祐輔さんをしかる

三橋祐輔さんの元同僚だった女性への質問が続く。弁護側は、祐輔さんと歌織被告の仲裁をしたときのことについて質問を続ける。

弁護人「マンションには呼ばれて行った?」

証人「はい」

弁護人「初めて?」

証人「はい」

弁護人「祐輔さんは来ることを知らずに驚いていたのでは?」

証人「分からない」

弁護人「祐輔さんは『出て行きたくない』と話し合っていた?」

証人「はい」

弁護人「歌織さんから慰謝料の話は?」

証人「なかったと思う」

弁護人「(証人は)仕事を○○(会社名)から別の事務所に移った?」

証人「転職した」

弁護人「その事務所は離婚を多く扱う事務所だったのでは?」

証人「多いかどうかは分からないが、一般的に家事事件を扱っていた」

弁護人「(歌織さんが)シェルターに入った経緯は聞いたか?」

証人「はっきりは覚えていないが、話はあったと思う」

弁護人「祐輔さんから聞いたことと違うことは話していた?」

証人「覚えていない」

弁護人「(話し合った)感想は?」

証人「歌織さんと1対1で話すのは初めて。こんな思いがあったのかと感じた」

弁護人「祐輔さんは酒を飲むと暴力的になる?」

証人「殴ったところを直接見たことはないので分からない」

弁護人「(あなたが祐輔さんと話したときに)鼻血を出したことは?」

証人「他の同僚たちと飲んだときに男ばっかりで盛り上がり、ビンを割ったということがあった」

弁護人「(あなたが)鼻血を出したことは?」

証人「はっきり覚えていないが、(祐輔さんが)顔をたたいてきて、けんかになったことがある」

ここで、もう1人の弁護士が質問に立った。歌織被告は目を閉じたままだ。

弁護人「(2人は)仲がよかった?」

証人「はい」

弁護人「○○(会社名)を辞めてから家ではなく、祐輔さんと2人で会うことは何回くらいあった?」

証人「4、5回」

弁護人「2人きりでは?」

証人「2人の時もあったし、別の同僚がいたこともあった」

弁護人「(勤めていた法律事務所を)辞めたのは15年。18年までに4、5回?」

証人「はい」

弁護人「検察官の主尋問で涙ぐんでいたが?」

証人「状況を鮮明に思い出して恐怖心が出てきた」

弁護人「(恐怖心とは)あなたが?」

証人「2人に感じた」

弁護人「どういうこと? 詳しく説明を」

証人「立ち会うまで2人は好きと思っていた。最後に立ち会ったときも好きだと思っていた。(2人は)執着しているように見えた。『感情がこんなに変わるのか』と怖くなった」

弁護人「執着とは?」

証人「お互い、歌織さんは祐輔さんを支配したがっている。祐輔さんはそれに抵抗したがっている。主導権を握り合おうとしていた。うまく説明できないが…。震えが止まらなかった」

弁護人「家に呼ばれたときは(物が)散乱していた?」

証人「2人がいたリビングはそうではなかったが、ちらっと見えた寝室はぐちゃぐちゃに散らかっていた」

弁護人「けんかを思わせる(散らかりようか)?」

証人「いえ、服が散らかっていた」

弁護人「(祐輔さんが歌織被告に)馬乗りになって首を絞めたときのことだが、げんこつで顔を殴られたことは聞いた?」

証人「聞いたかもしれないが。馬乗りで首を絞められた(ことは聞いた)」

弁護人「聞いていないということでよいか?」

証人「聞いたかもしれない」

弁護人「検察側の調書で(あなたは)『首を絞め、げんこつで殴った(と聞いた)』とあるが?」

証人「はぁ」

弁護人「思い出せない?」

証人「すいません」

弁護人「祐輔さんから、歌織被告が『神経科に通っていると聞いたことは?」

証人「ある」

弁護人「いつのこと?」

証人「記憶が定かではない」

弁護人「『(歌織被告は)浪費家でブランド品ばかり身につけている』と聞いたことは?」

証人「ある」

弁護人「祐輔さんから歌織さんがシェルターに入った原因は聞いていない?」

証人「はい」

弁護人「『祐輔さんが悪い』と話したことは?」

証人「いつかは分からないが、『殴ったあなたが悪い』といつも言っていた」

弁護人「祐輔さんは?」

証人「反論しなかった」

弁護人「『殴るのは悪い』と?」

証人「はい」

弁護人「祐輔さんが悪ければ、しかるということ?」

証人「祐輔さんは『やっていきたい』と希望していたので、歌織さんの味方になろうと」

弁護人「歌織さんとは平成18年5月に会ったのが最後?」

証人「そう」

弁護人「祐輔さんとは?」

証人「仲裁が最後で、18年3月15日ごろ」

弁護人「その後連絡は?」

証人「あったが、返事するのをやめた」

弁護人「電話、電子メール?」

証人「電話もメールもあった。メールアドレスを変えると連絡があったが、返事をしなかった。最後の立ち合いが怖かったから。(私も)精神的にギリギリだった。『かかわりたくない』と」

弁護側の質問が終了。裁判官が、証人が渋谷署に呼び出されたときのことを確認した。

午前11時15分、午前の審理が終了した。歌織被告はうつむき気味に法廷を後にした。午後1時半から、残り4人の証人尋問が行われる。

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