江東マンション神隠し殺人事件公判
■ 初公判 (2009年1月13日)
- (1)動機は「性奴隷にしたかった」 交際経験ない被告
- (2)警官来訪後20分で殺害…臓器取り出し、まな板の上で刻んだ
- (3)「耳や鼻を削ぎ、骨茹でた」聞くに耐えぬ遺体処理法
- (4)同居の姉、黒い服で涙 最後の言葉は「OK、行ってきます」
- (5)留学の思い出も切り刻み、トイレに流した
- (6)「帰宅したら包丁がなくなっていた」姉が“異変”証言
- (7)「隠れて私を驚かそうとしているのかと…」遺族の嗚咽漏れる
- (8)「お願いだから部屋の前にいて」…室内には血痕、廊下にはピアス留め具
- (9)最初の骨片発見はコンビニ前マンホール 被告宅からは次々血痕、DNA
- (10)骨49片、肉片172個…法廷に映し出された「東城さんのすべて」
- (11)「警察に訴えられないようセックスで調教しようとした」身勝手な論理を展開
- (12)ドアに飛びつき開けた瞬間「トウジョウ・ルリカが立っていた」
- (13)殴り、馬乗り…「性的に興奮した」とブーツ脱がす
- (14)緊縛行為、隣のビルの会社から見られないよう「カーテン閉めた」
- (15)「外に出すからおとなしくしろ」…緊縛、目隠しの被害者に包丁突き付け
- (16)連れ込んだ被害者を正座させ…グルグル巻きに縛り「最後は固く結んだ」
- (17)「東城さんは恐怖から汗をかいていた」…指紋や足跡拭きまくった被告
- (18)理想は「尽くす女性」 好みのタイプを芸能人にたとえるなら「ない」
- (19)同人誌に女性の乱暴シーン描写…その名も「外道」
- (20)「警察が来たので殺してしまいました」そのとき被告はAVを見ていた
警告!一部猟奇的な記述があります。自己責任でお読みください。
■ 第2回公判 (2009年1月14日)
- (1)暗い部屋、被害者転がしたまま無音でAV…そこへノック
- (2)月給50万円 自分の“将来”守るため殺害
- (3)東城さんは「逮捕される証拠、邪魔な存在、消さなければいけない存在」
- (4)刺した後、腰と太ももを押さえながら「早く、早く…」
- (5)包丁抜いて5分、弱まる呼吸…血を拭いたタオルは浴室で洗う
- (6)衣服は裁縫ハサミで切り裂いた…下着の色まで鮮明に記憶
- (7)「顔見るの怖くて」頭から…席はずす傍聴人も
- (8)「絶対に死刑だと思います」…突然、叫んだ星島被告
- (9)証拠隠滅…東城さんの1500円「使った」、ケータイは勤務先のトイレに
- (10)決断…遺体が隠されている部屋に被告は自ら刑事を招き入れた
- (11)被告の“心理戦術”にはまった捜査員…遺体が入った段ボールは調べず
警告!一部猟奇的な記述があります。自己責任でお読みください。
■ 第3回公判 (2009年1月19日)
- (1)「人格破壊する」弁護人が質問に異議 星島被告は「続けて下さい!」
- (2)「お役に立てずにすみません」東城さんの父親に白々しい芝居
- (3)「生きていれば子供も…」一度だけ硬直した瞬間
- (4)「防犯カメラに死角」報道見て「助かるかも」…損壊作業は継続
- (5)「犯人はどこに?」…警察官に話しかけ情報収集
- (6)遺体損壊作業の気を紛らわすために見た映画は「お姉チャンバラ」
- (7)「ポケットに詰め、コンビニのゴミ箱に捨てた」
- (8)逮捕5日前にデリヘル…逮捕の瞬間は「しらばっくれよう」
- (9)両親への思い聞かれ、「殺す」…やけどの跡で逆恨み
- (10)自ら「処刑を願ってやみません」…弁護側の質問わずか5分
- (11)女性を「飼育」する映画がきっかけ?
- (12)「自分は特別」…生活や体面を失うこと恐れた
- (13)目指したのは「私のことだけを好きになる人格の“上書き”」
- (14)「じゃあね」と改札で手を振る娘…父に焼き付く最後の姿
- (15)「私の常識では死刑以外ありえない」…父の悲しみと怒り
- (16)東城さん、会社で「絶大な信頼」…手掛けた商品は販売中
警告!一部猟奇的な記述があります。自己責任でお読みください。
■ 第4回公判 (2009年1月20日)
- (1)東城さんのボーイフレンド写真に無関心…うつむくばかりの被告
- (2)「男の子を産んで幸せになりたい」…絶たれた夢、声詰まらせる友人
- (3)東城さんからの「GW遊べる?」メール…返事を出せたのは殺害後
- (4)「瑠理香を返して!」…最後は涙声で絶叫した
- (5)「別れても5年後に会おうと…」 元カレが涙声で訴える
- (6)再会の約束の地は「川中島」
- (7)形見は黒髪1本…元カレの堪えきれない思い「死刑、自殺でも許さない」
- (8)足の火傷は「ネコを追いかけて風呂に落ちた」…不注意悔やむ父親
- (9)逮捕知った母親「信じられない」…思いもよらなかった火傷の逆恨み
- (10)唯一の弁護側証人は元上司…目を合わせず、うつむいたままの被告
- (11)「あれは女の自作自演」…同僚との酒席で“自説”を披露した被告
- (12)手を合わせ、生存を信じて駆けつけた東城さんの母親 そのころ被告は…
- (13)「何で瑠理香の名前と写真が…」 最悪の結末、テレビを見た母の混乱
- (14)映し出される幼少時代の東城さん…嗚咽もれる法廷
- (15)「怖がりなので、安全には人一倍気を使ってきた」…中高時代の東城さん
- (16)転職考える母に「一緒に頑張ろう」…留学帰りの東城さんは「ハグしてきた」
- (17)魂宿る首の骨「帰ってきてくれた」…死受け入れず、仏壇なし
- (18)被告は「人間の顔をした悪魔」…東城さんの遺影を胸に傍聴するワケ
- (19)「お前の性奴隷なんてならない」「ケダモノ以下」…母の怒声響く
- (20)吐き気催す裁判から逃げなかった遺族…「私たちの気持ち分かって下さい」
■ 第5回公判 (2009年1月22日)
- (1)留学でオーラまとった瑠理香さん 仲良し3姉妹の命運分かれ…
- (2)姉と2人で恵方巻き「福が来るように」
- (3)家出疑った警察官 「血が付いて、靴もあるのに…何言っているの!」
- (4)「テレパシーを送ってくれていたのに…。ごめんね」…下水道から見つかった妹の骨
- (5)「妹は23年間の人生で、被告以外に殴られたことはない」
- (6)姉が涙「葬式でもウエディングドレスを着せたかった」
- (7)姉「お墓ができたらハンマーで壊しに行きます」
- (8)星島被告「遺族が『この手で殺したい』と思うのは当たり前」
■ 第6回公判 (2009年1月26日)【論告求刑】
- (1)「人間の存在消す犯行」検察官断罪…矯正の余地なし主張
- (2)恐怖感、痛み、絶望感、無念…「怒りの涙を禁じ得ない」涙声の検察官
- (3)瑠理香さんの魂「遺族とともにある」…遺族が死刑望むのは「当然」
- (4)やけど痕「動機になりえず」…死刑判決事件と比較した論理展開の検察官
- (5)「死刑を、死刑を求刑します」…人格踏みにじり、獣欲の標的とした被告
- (6)生々しい犯行場面の確認…「『市中引き回し』に等しかった」と弁護人
- (7)遺族に頭を下げた星島被告…“最後”の発言は「1日も早く死刑にしてください」
- 論告要旨(1)「性奴隷」は夢想の産物、動機に酌量の余地なし
- 論告要旨(2)卑劣な行為…遺族をいつまでも苦しませ続ける
- 論告要旨(3)あまりにもむごい所業、万死に値する
- 論告要旨(4)遺族の処罰感情厳しく…「今も帰りを待ちわびる」
- 論告要旨(5)被告の反省の念、凶悪な犯罪性向を否定する理由にならない
- 論告要旨(6)姦淫の有無は量刑に影響しない
- 論告要旨(7)「自身の生命で罪を償わせるべき」
- 最終弁論(1)「先例踏まえ、冷静な判断必要」
- 最終弁論(2)「同情すべき生い立ちが犯行にいたった要因」
- 最終弁論(3)被告にとって無期懲役は死刑より辛い
■ 第7回公判 (2009年2月18日)【判決】
- (1)「無期懲役」にうなだれる遺族 星島被告の表情は…
- (2)静けさ支配する法廷 「自責の念みてとれず」裁判長が強い非難も…
- (3)殺害「死の恐怖与えていない」…主張認められうなずく弁護人
- (4)「貞操害されず」「終生、贖罪を」…声裏返る裁判長
- 判決要旨(1)やけどの跡で「普通の恋愛できないと思っていた」
- 判決要旨(2)「極めて自己中心的で卑劣、酌量の余地なし」
- 判決要旨(3)「被告は公判で謝罪したほかは何もしていない」…遺族に強い処罰感情
- 判決要旨(4)“罪免れ”の自己の都合優先は「強い非難に値する」
- 判決要旨(5)被害者は1人…「死刑」は相当強度の悪質性が必要
- 判決要旨(6)「遺体損壊、遺棄は過大に量刑に反映されない」
- 判決要旨(7)「死刑をもって臨むのは重きにすぎる」
◆ その後 ◆