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(7)元カノに「結婚は失敗」「浮気して出て行った」

平成17年10月に渋谷区富ヶ谷へ引っ越した後の夫婦生活について、弁護人からの質問が続く。検察側が、祐輔さんからの暴力が18年ごろにはなくなったと主張している点に対して、弁護側は祐輔さんの暴力が続いていたことを立証しようとしているようだ。

弁護人「祐輔さんは暴力を振るうときに気を使うようになっていたようだが、酒を飲んだときはどうだったか」

歌織被告「酒を飲んだときは、さすがに酔っぱらっているのでそこまでは気を付けていない。殴ったりけったり、部屋を引きずられたりした」

弁護人「祐輔さんが言ったようなこと(監視のために歌織被告に指示していたこと)を実際に行って、納得はしてくれていたのか」

歌織被告「『(電話で話しているときに)周囲の音が違う』などと、どう説明しても納得してくれなかった。彼が帰宅すると暴力が始まった」

弁護人「暴力が始まるタイミングは」

それまで淡々と話していた歌織被告の声に、少し力がこもる。

歌織被告「酔っぱらって帰ったタイミング。私が『離婚してくれ』と言ったとき。彼の束縛にきちんと応じられなかったとき」

ここで、結婚以前の祐輔さんの交際相手に、歌織被告が接触し、相談していたことが明らかになる。

弁護人「あなたの方から彼の友人に連絡を取ることは」

歌織被告「あった」

弁護人「誰に」

歌織被告「友人数人。彼が以前、結婚をするつもりだった女性」

弁護人「なぜ、知人に連絡を取ったのか」

歌織被告「引っ越しても暴力がなくならない。シェルターの人のアドバイスもあり、私以上に彼を知っている人から話を聞きたいと思った」

弁護人「シェルターではどんなアドバイスをされたのか」

歌織被告「彼の暴力が一過性ではなく継続的なものということ。もう一つ、彼は私に暴力を振るうとき『いままで一度も女性に暴力を振るったことがない』と言っていた。カウンセラーに話したら、結婚する前にも前触れがあったはずだと言っていた」

弁護人「それで○○さん(祐輔さんの以前の交際相手の実名)に会ったのか」

歌織被告「金銭の問題、女性問題について聞いた。(祐輔さんは)私との結婚は失敗だと話していたようだ。暴力についても私ほどではないが振るわれていた。彼女が彼と一緒に住んでいたころ、彼女が別れ話を切り出したら、友達を呼んで説得させたり、謝罪させたりしていたと話していた。私がシェルターに入っている間も、(祐輔さんは)○○さんと連絡を取って『歌織は浮気で出て行った』と話していたらしい」

弁護人「○○さんからアドバイスは」

歌織被告「信用できないので早く関係を絶った方がいいと」

弁護人「あなたはどうしようと思った」

歌織被告「シェルターのカウンセラーの言うことが本当だと。金銭、女性、酒の問題は結婚前からだったということ。絶対別れようと思った」

弁護人「その後はどうした」

歌織被告「友人に手伝ってもらって部屋を探した。内証で仕事も探した」

弁護人「部屋は見つかったのか」

歌織被告「見つかったが保証人などの関係で借りられなかった」

弁護人「ほかに相談に行ったところは」

歌織被告「牧師のところ」

弁護人「なぜ行ったのか」

歌織被告「暴力が続いていたので、教会に行くことにした」

弁護人「その後はどうしたのか」

歌織被告「その年(平成17年)の年末、私の親に連絡して、なんとか離婚を説得してもらうことにした」

ここからは普段の生活についての質問が続く。

弁護人「食事はどうしていたのか」

歌織被告「平日は、彼の帰りが遅く夕食が必要ないので朝食を作るくらい。休日は外食する以外は私が作った」

弁護人「掃除、洗濯は」

歌織被告「私がしていた」

弁護人「祐輔さんが手伝うことは」

歌織被告「ほとんどなかった」

弁護人「17年の年末から18年にかけて、土日はどう過ごしていたのか」

歌織被告「アドバイスの通り、家で2人きりにならないよう、スポーツクラブに行ったり、家を見に行ったりしていた」

弁護人「不動産屋に行っていたのはいつからいつまでか」

歌織被告「シェルターを出て間もないころから事件前まで」

弁護人「家の購入について、祐輔さんはどう話していたのか」

歌織被告「サラ金からの400万円、奨学金の300万円を住宅ローンを組むことで(借金を)一本化したいと言っていた。不動産投資の仕事をしていたので、彼の同僚が投資目的で家を持っていた。自分も投資目的で欲しいと言っていた。家賃は高いし長期的にみたら家を買った方がいいと」

弁護人「お金の管理は」

歌織被告「彼の給料が振り込まれる口座のカードと通帳は私が管理していた」

弁護人「家計は管理できていたのか」

歌織被告「通帳やカードは家の決まった場所にしまっていたが、彼が力ずくで(金を)持って行ったので家計を握っていたわけではない。家中の引き出しをひっくり返してお金を探していた。見つからないと私に向かってきて『金を出せ、オレの金だ。この家から出て行け』と言われた」

⇒(8)「妻がポルノ雑誌をみつけて怒っただけ」と祐輔さん