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(4)祐輔さんに「帰っても何もしないよね」

引き続き、歌織被告の友人に対し、会ったときのやりとりについて弁護側の尋問が行われる。

弁護人「次にあなたが歌織被告に会ったのはいつ?」

証人「2005年の夏ごろ」

弁護人「平成17年の夏だね?」

証人「はい」

弁護人「どういう形で会った?」

証人「歌織さんと(友人の)○○さんの3人で」

弁護人「どのくらいの時間をどうやって過ごした?」

証人「2時間ぐらいだったと思う。会うのが久しぶりだったので、近況報告などをした」

弁護人「歌織被告は家庭内のことについて話していた?」

証人「『(祐輔さんに)暴力を振るわれて、(自宅の)目の前にある病院に飛び込んだ』と言っていた」

弁護人「程度などは?」

証人「具体的には言っていなかった」

弁護人「具体的にはどんな暴力を受けたと?」

5秒ほど考える歌織被告の友人。

証人「記憶があいまいなのですが…顔を殴られたとか…」

弁護人「それで?」

証人「鼻の骨を折ったと」

弁護人「暴力は外見上で分かった?」

証人「そのときは分からなかった」

弁護人「(歌織被告は)祐輔さんのことについてどんなことを言っていた?」

証人「彼女は離婚したがっているのに祐輔さんが認めてくれない、と言っていた」

弁護人「歌織被告の話す様子はどうだった?」

証人「シェルターから出てきたという割には明るい感じだった」

弁護人「ほかには」

証人「祐輔さんから携帯に電話がかかってきて、『今どこにいる、誰といる?』と聞かれていた」

弁護人「ほかに祐輔さんについて何と言っていた?」

証人「詳細には聞いてないのですが…毎日帰りが遅く、遊んでいると」

弁護側は、証人が歌織被告と別の機会に会ったときのやりとりについてさらに質問する。

弁護人「次に会ったのはいつ?」

証人「17年の夏の終わりか、秋ごろ」

弁護人「ほかに誰がいた?」

証人「○○さんと、(その知人の)△△さんの4人で夕食を食べました」

弁護人「そのときの歌織被告の様子で覚えていることは?」

証人「祐輔さんから電話がかかってきて、前と同じように『何時ごろ帰ってくるんだ?』と聞かれていた」

弁護人「歌織被告はそのとき祐輔さんに何と言っていた?」

証人「私たちが歌織被告に『もう少しここにいたら?』と言ったので、(祐輔さんに)『もう少しいてもいい?』と言っていた」

弁護人「歌織被告はどんな様子だった?」

証人「OKもらって、(祐輔さんに)『帰っても何もしないよね?』と聞いていた。淡々とした感じ」

弁護人「それは暴力を振るわないことを確認するようだった?」

証人「はい。まだを暴力振るわれているのかなと思いました」

弁護人「前回会ったときとの印象の違いは?」

証人「前はまだ明るかったが、暗くなっていた。変わったな、という印象を受けた」

弁護人「電話の後はどのくらいいた?」

証人「『早く帰らなきゃ』と先に帰りました」

弁護人「そのとき歌織被告は祐輔さんについて何かしゃべっていた?」

証人「何もなかった。初対面の人もいたし、家庭内の話はしなかった」

弁護人「次にあったのはいつ?」

証人「同じ年の秋ごろ。歌織被告の自宅で、○○さんと3人で」

弁護人「時期が秋だという根拠は?」

証人「○○さんの着ていたコートが秋用だった」

歌織被告は左目を前髪で隠し、一貫して目を伏せて証人の話を聞き入っていた。

⇒(5)DV「手は出さず、体当たり」