英国人講師殺害事件公判
■ 初公判 (2011年7月4日)
- (1)入廷いきなり土下座 殺意否認し「裁判で話すことが義務」
- (2)リンゼイさんが被告宅に行ったのは…「レッスン料忘れた」口実に連れ込み
- (3)殴られ、たじろぐ被告 覆い被さると…弁護側が死亡の経緯詳述
- (4)「美しくても鼻にかけることなく、優しい子」 親友の証言に両親が涙
- (5)「浴槽の土の中に白い肌色の皮膚…」 遺体発見状況に体震わせる遺族
- (6)モニターに映された犯行時の避妊具 遺族は顔を覆った
- (7)廊下から台所に尿の痕跡 壁には血液も付着 検察側立証続く
- (8)逃走後は神戸や大阪の建設会社に偽名で勤務…整形手術で鼻筋にシリコン
■ 第2回公判 (2011年7月5日)
- (1)右目付近に皮下出血、口内も出血…解剖の女医が詳述
- (2)首を骨折、陰部に出血…遺体の状況生々しく
- (3)首の圧迫に「かかと」使った可能性も 舌打ちするリンゼイさん父
- (4)窒息めぐり専門用語連発 通訳「待ってください」と悲鳴
- (5)死亡時刻はいつなのか 女医に質問続ける弁護側
- (6)蘇生行為の痕跡がないワケは… 「救命のプロではないから」と主張
- (7)右目のあざ「かなり強い力で暴行」 裁判員ら積極的に質問
- (8)「それは痛いですか」 縛られた手の組織が壊死する状況に思いをはせる裁判員
■ 第3回公判 (2011年7月7日)【被告人質問】
- (1)最初の一言は「自分に見覚えあるか」…全速力でリンゼイさん追いかけ 同居の外国人女性証言
- (2)「ストーカーじゃない。似顔絵描かせて」 何度もせがまれ根負け
- (3)「気味の悪い、変わった人」 リンゼイさんが語った被告の印象
- (4)「遺伝病」「第5因子」「血液病」…持病に関心? 市橋被告が謎のネット検索
- (5)「何か飲む?」被告は誘われ、部屋に入ったと強調
- (6)「リンゼイさんと親密な関係になれたらいいな」被告の言い分に遺族怒り
- (7)「私を殺すつもりね」 抵抗しながらリンゼイさんが発した一言
- (8)「痛いから足首の結束バンド外して」 被告は冷たく「できない」
- (9)「私の人生は私のもの」決然 言い放ったリンゼイさんの言葉
- (10)「リンゼイさんが動かなくなるまで」覆い被さった被告の殺意は…
■ 第4回公判 (2011年7月8日)【被告人質問】
- (1)殺害後12時間も意識失い「夢であってほしい…」
- (2)「警察に言わないから私を帰して!」リンゼイさんの悲痛な願いに被告は…
- (3)「質問を正確にお願いします」 長考し検察官には注文も
- (4)「私はリンゼイさんの遺体の毛髪を切ったはず」“記憶喪失”を訴える
- (5)「外国人登録証を置いていくから信じて」 解放を懇願するリンゼイさんに…
- (6)遺体放置しスポーツクラブへ…「普通の生活に戻りたかった」
- (7)「結構です」「もういいです」 遺族の代理人弁護士が登場
- (8)「私を帰さないと大変なことに…」カッとなり殴る
- (9)結束バンドと避妊具を準備? 裁判官が「計画性」追及
- (10)「輝いていたリンゼイではなかった」 霊安室で対面した父の思いは…
- (11)憤怒の形相で詰め寄る父…刑務官が取り囲む一幕も
- (12)「邪悪な男」「娘の死ネタに金稼ぎ」…父の迫力に腰を抜かして退廷
■ 第5回公判 (2011年7月11日)
- (1)「英国の法廷はショー」 弁護側発言にリンゼイさん父、いら立ち
- (2)慈悲の心…「イチハシはない」断言した父の心中は?
- (3)テコンドー学んだリンゼイさん 母「力の限り自分を守ろうと」
- (4)手記の印税「1ペニーも受け取らない」 痛烈批判に被告の震え止まらず
- (5)「婚約者3カ月後に来日予定だった」リンゼイさん母、涙
- (6)「誰でも逃げる! 誰でも逃げる!」被告が逃走したわけ
- (7)ストーカー電話、通販購入なりすまし…「支援する会」恩師への壮絶いやがらせ
- (8)「立派な武闘家になれる」恩師、空手部時代の被告語る
- (9)似顔絵でコミュニケーション? 指導教授「なぜ捕まえてくれなかった」
- (10)「周りの壁が迫まり、呼吸できなく…」被告、声を絞り出し
- (11)「私の中は自分勝手であふれている」被告発言にリンゼイさん父、激しく同意
■ 第6回公判 (2011年7月11日)【被告人質問・論告求刑】
- (1)「逮捕されれば、死刑になる」逃げ続けた被告、罪の重さは?
- (2)「付き合うってなんですか」「ハグする関係…」疑問抱き、被告から逆質問
- (3)裁判員から逃亡生活に質問相次ぐ 千葉→青森→四国の遍路道 整形は自分でも
- (4)粘着テープにからまる髪をハサミで切断「リンゼイさんは悲しそうな顔」
- (5)衣服をはさみで切断…リンゼイさん乱暴、検察が“再現”
- (6)「犠牲者1人、死刑は躊躇」無期求刑に、リンゼイさんの両親は…
- (7)リンゼイさんの傷跡「1つ1つがメッセージ」遺族代理人が懸命訴え
- (8)「日本の正義を示せ」「最高刑を」遺族の思いを代弁
- (9)結束バンド、粘着テープ…「争点に関係ない」裁判員に冷静対応呼びかける弁護人
- (10)「事件当時から見れば、反省の態度は増している」弁護人、情に訴え
- (11)「苦しんで考えながら私の残りの人生を終わらせる」 裁判長に頭を20秒下げ続ける
■ 第7回公判 (2011年7月21日)【判決】
- (1)求刑通り…被告は無反応、リンゼイさん両親は目に涙
- (2)「強姦時の供述、信用性低い」殺意認定 被告の主張、次々と否定
- (3)「頸部圧迫3分以上…明確な殺意」 動機は「発覚を恐れたため」
- (4)再び土下座しようとするも…鬼の形相で父、リンゼイさんの写真向け続ける
- 裁判員会見(1)「遺体が真実を語った」「証拠つき合わせ十分審議」 判決内容に自信
- 裁判員会見(2)無表情…「最後まで被告の考え読み取れず…」
- 裁判員会見(3)「反省伝わらず」「分からないことだらけ」 疑問も残った裁判員
◆ その後 ◆