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(1)「都合悪いことは抜いているじゃないか!」突っ込む検察官

秋田連続児童殺害事件で、殺人と死体遺棄の罪に問われた無職、畠山鈴香被告(34)の第7回公判が2日午前10時、秋田地裁(藤井俊郎裁判長)で開廷した。

10月31日の第6回公判終盤から始まった検察側の被告人質問では、「覚えていない」「答えたくない」を繰り返した鈴香被告。この日は、白ブラウスの裾を外に出し、黒スーツに黒ズボン、ピンクのサンダル姿。鈴香被告の左手に位置する検察側席から検事が立ち上がり、被告人質問を始めた。

検察官「あなたは、弁護人の質問の中で、お父さんの暴力について話してきましたね」

鈴香被告「はい」

検察官「父親が暴力をふるうといっていたが、それはあなたが掃除をしなかったり、万引したり、未成年にもかかわらずテキ屋と話をしたり、ホステスをしたりということだった。理由なく暴力をふるうことはあったのか?」

鈴香被告「はい」

検察官「どういうきっかけで?」

鈴香被告「…きっかけはなかった」

検察官「頭がおかしい人ならともかく、突然娘に暴力をふるうのか?」

鈴香被告「はい」

検察官「お父さんは弟には暴力をふるっていたのか?」

鈴香被告「いいえ」

検察官「あなただけに暴力ふるったのか?」

鈴香被告「私と母だ」

検察官「弟は放っていたのか? あなたやお母さんが暴力をふるわれて、黙ってみていたのか?」

鈴香被告「被害が自分に及ばないよう、自分の部屋に戻っていた」

検察官「夫婦の関係はともかくとして、子供として問題を起こしていたから怒られたのではないのか?」

鈴香被告「それだけではないと思う」

検察官「栃木(で勤務していた旅館)から戻ってきたいきさつが、お母さんや家族の話と違うようだが。弁護人から渡された調書と(あなたの話が)違うのを分かっていますよね。あなた、調書を見てますか?」

鈴香被告「はい」

弁護人「何回目のことかはっきりして」

検察官「母の調書には、無断で旅館をやめたので、警察に捜索願を出し、宇都宮のお母さんの弟に探してもらったとあるが?」

鈴香被告「それだけではなかった」

検察官「あなたは自主的に帰ってきたと言っていたが?」

鈴香被告「そのことは話していない」

検察官「あなたは、1回目はお父さんが病気だと知らされ、2回目はお父さんが探しに来たので自主的に帰ってきたといい、3回目は駆け落ちして出たけど、秋田で仕事が見つかったので帰ってきたといった。お母さんが言った、捜索願が出た話や、お母さんの弟さんが探したという話は?」

鈴香被告「…それはありました」

検察官「何回目のことか?」

鈴香被告「…」

検察官「あなたの言い分の中には、1回もそういう話が出てこない」

鈴香被告「3回だけじゃないと思う」

検察官「どういうこと? そんなに何回も栃木に行ったり、探し出されたりしたのか?」

鈴香被告「そうです」

検察官「お父さんが病気になったから出てきたという話は、お母さんからは出てこない」

鈴香被告「…」

検察官「あなたは本当のことを言っているのか?」

鈴香被告「言っている」

検察官「勝手に仕事をやめて、(家族が)探し出した。それは何回目?」

裁判官「何回目というか、いつごろの話ですか、ということですね?」

検察官「そうです」

鈴香被告「1回目と2回目の間」

検察官「ホテルを勝手にやめた、ということか?」

鈴香被告「そう」

検察官「それを抜いて話したのは(なぜ)?」

鈴香被告「違う」

検察官「でも、都合の悪いことは抜いている?」

鈴香被告「何回もあったので、全部話しきれなかった」

検察官「弟さんとお母さんの調書を見ているよね?」

鈴香被告「何回も見ている訳じゃない」

検察官「行方不明になって帰ってきてから、どうだった?」

鈴香被告「監視されている状態だった」

検察官「お母さんの話だと、1カ月ぐらいふてくされて、自分の部屋から出てこなかったとあるが?」

鈴香被告「主観の違いだ」

検察官「あなたは、単に引きこもっていただけじゃないのか?」

鈴香被告「私としては違うと思っている」

⇒(2)鈴香被告と弟の名をとり、父は会社の名前をつけていた