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(14)取り調べの婦警「印象悪い」被告人質問終わる

裁判官の質問が続き、鈴香被告の取り調べを行った能代署の婦警についての印象を尋ねる。

裁判官「○○婦警(実名)の印象は?」

鈴香被告「警察の代表、窓口というような(印象)」

裁判官「率直に言って、良い印象と悪い印象、どちら?」

鈴香被告「悪い印象」

裁判官「それはなぜ?」

鈴香被告「(彩香の死亡後に能代署を訪ねた際に婦警から)『事件じゃなくて事故の方が、お母さんも気持ち的にいいでしょう』といわれたことが、心に残っていたので」

裁判官「○○婦警が(鈴香被告の)取り調べ担当と知り、どう思った?」

鈴香被告「(能代署には)女性の警察官が(他に)いなくて、そばにいる人(女性)がその人しかいないと思った」

裁判官「(担当を)他の人に代えてほしいと思ったことは?」

鈴香被告「留置の人以外に、警察官で女性の人を見たことがないので、(この婦警以外には)他にいないと思った」

裁判官「○○婦警への思いは? 取り調べでも変わらなかった?」

鈴香被告「はい」

裁判官「調書の中で、○○婦警への気持ちを述べているが、覚えているか?」

鈴香被告「いいえ」

裁判官「裁判所の拘留質問で、裁判官から調書の内容を説明された?」

鈴香被告「覚えていない」

裁判官「取り調べ中に、(鈴香被告が)彩香ちゃんの写真を見せてほしいと言ったということだが、そのときは(彩香が死んだことを)思い出していたのか?」

鈴香被告「忘れていた状態だったと思う」

裁判官「○○警察官(実名)から、『警察は100人体制で捜査をしている』と言われたということだが、それを聞いた時の気持ちは?」

鈴香被告「警察は何でも知ってるんだと思った。『弁護士さんや検事さんも知らないことも、警察は人数が多くて分かるんだぞ』と言われ、何のことを言ってるんだか分からなかったが、不安な気持ちになった」

これまでの男性裁判官に代わり、女性裁判官が質問を始めた。警察や検察での取り調べの様子について、詳細に質問していく。

裁判官「『(拘留日数を)何としても長くしてやるぞ』というのは、誰に言われたのか」

鈴香被告「○○さん(実名、前出の警察官)です」

裁判官「それは何回目の拘留の時だった?」

鈴香被告「彩香(が死んだ)のことを思い出す前だと思う」

裁判官「○○検事(実名)が『バカヤロー』と言ったというのは、(取り調べの)部屋に入ってドアを閉める前か?」

鈴香被告「腰掛けてから」

裁判官「それは誰に向かっていったの?」

鈴香被告「私です」

裁判官「その後に続く言葉は?」

鈴香被告「正確には覚えてないが、『おまえの家、鍵がかかっている家に誰が入れるか』と」

裁判官「自分の言い分を言う前に言われたのか?」

鈴香被告「はい」

裁判官「(取り調べ中)○○婦警(実名、前出)に身動きをとれない状態にされたというのはどういうこと?」

鈴香被告「(取り調べ室の)机の横から来て、耳を押さえていた私の手を上から押さえるように(された)」

裁判官「どの程度の力で?」

鈴香被告「ちょっと、振り払えないような力だった」

裁判官「あなたは何か言った?」

鈴香被告「やめてくれ、と」

裁判官「どうだった?」

鈴香被告「やめてもらえなかった」

続いて、鈴香被告が検察官から見せられたと主張する、豪憲君の遺体写真についての質問に移る。

裁判官「写真は、どういう流れで見ることになったの?」

鈴香被告「『(豪憲君を殺害したことを)反省しているか。本当に反省しているのであれば、豪憲君の写真を見るか』と(言われて)…」

裁判官「検察官は、正確には何と言った?」

鈴香被告「正確には覚えていないが、『この(遺体写真を見せられた)ことを弁護人に言わないように』と言われた」

裁判官「なぜ検察官が、こういう発言をしたか思い当たることは?」

鈴香被告「いいえ」

裁判官「彩香ちゃんの件で、(裁判所で)拘留質問を受けた時、『検察庁で話した通りです』という趣旨のことを言っていなかったか?」

鈴香被告「そう言ったのと、言っていないのがある」

裁判官「彩香ちゃんの事件については、裁判所で(犯行を)認めていないか?」

鈴香被告「認めていない」

裁判官「鑑定人には、彩香ちゃんの事件のいきさつについて、何と話したのか?『この子なんかいなくなればいいと、欄干から落とした』というようなことは言っていないか?」

鈴香被告「そんなことは言っていないと思う」

裁判官「彩香ちゃんの事件を認めた後でも、(そういうことは)話していない?」

鈴香被告「はい」

裁判官「それはなんで?」

鈴香被告「鑑定人は、ワイドショーとかをよく見て、興味を持っているということを○○検事(実名)から聞いていたので、あまり鑑定人のことは信用していなかった」

代わって裁判長が質問を続ける。

裁判長「あなたは3回、拘留質問を受けているが、その時にいた2人の裁判官はどんな人だった?」

鈴香被告「1人はメガネをかけた細身の年配の方。もう一人は、すごく若い方」

裁判長「その若い人の拘留質問で、『彩香が欄干に上がった前後で、背中を押してやろうと思った』と言っていないか?」

鈴香被告「ちょっと覚えてないが、(拘留質問で裁判官から)言われたことに対して、『ちょっとニュアンスが違うと思います』と言った覚えはある」

裁判長「(拘留質問の調書にある)『それが殺意であるかどうか分かりません』というのは、あなたが言ったことを書いたのではないの?」

鈴香被告「私が言ったことを書いたんだと思う」

裁判長「拘留質問が終わった後に、(調書を)読み聞かせられましたよね? それでサインしたんじゃないのか?」

鈴香被告「はい」

裁判長「以上で終わります」

先月末から計4日間にわたって続いた被告人質問が終了した。鈴香被告は終始落ち着いた様子で質問に答え、裁判長から指示を受けると静かに被告人席へ戻った。この後、鈴香被告の取り調べを行った婦警の証人尋問が始まる。

⇒(15)鈴香被告の“すべて”見た女性警察官、証言台へ