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(11)豪憲君殺害…自責の念に駆られリストカット

弁護人「あなたがウソの自白調書に署名した一番の理由は何か?」

鈴香被告「あえて1つというなら、豪憲君の遺体の写真を見せられたこと」

弁護人「写真を見たことを弁護士に伝えたか?」

鈴香被告「いいえ」

弁護人「なぜ伝えなかったのか?」

鈴香被告「検事さんの方から『内証にしておいて』といわれたから」

弁護人「われわれにはいえなかった?」

鈴香被告「怖かったのでいえなかった」

弁護人「署内でタバコを4本飲んだことについて、検事さんから『本当か?』と追及されたが、どうやって(タバコを)確保して飲んだのか?」

鈴香被告「タバコは取り調べの時、(机の上に手を置き)手元に置いてもらっていて、最初、ふたを開け閉めしていじったりするふりをして、イスの背もたれに体を反らして、タバコ(の箱)を持った手を机の下におろし、長袖のTシャツの袖口に(タバコ)4本隠した」

身ぶり手ぶりを交えながら説明する。

弁護人「右腕の?」

鈴香被告「右腕の」

弁護人「ズボンとかパンツじゃなく?」

鈴香被告「最初はシャツ。その後、タバコ(の箱)を戻し、イスを引いて、右腕を下におろし、ジャージーの下のパンツに入れた。留置に戻ってから、ボディーチェックを受けたが、ナプキンでゴワゴワしていたので気付かれなかった。そのまま『トイレに行きたい』といってトイレに行き、ティッシュペーパーに乗せて…」

弁護人「備え付けのトイレットペーパーを床に広げて…」

鈴香被告「タバコをほぐして葉っぱだけにして、フィルターはトイレに流した」

弁護人「どうやって飲んだのか?」

鈴香被告「かがんで(見つからないように)曇りガラスになっているところに頭を下げて飲んだ。飲めなかった分は口(の中)にあり、トイレから出て洗面台の水で流し込んだ」

弁護人「リストカットをしたと聞いたときのあなたの回答についてだが」

鈴香被告「はい」

弁護人「刑務所員から調べを受けたのか?」

鈴香被告「はい」

弁護人「前回(公判)、(リストカットの動機について)検事さんに『ウソの裁判が進行するのが心配になったから』と追及されたことについて、あなたは黙秘したが、そういうことは言ったのか?」

鈴香被告「はい。言った」

弁護人「前回(公判で)、検事さんに言われた(指摘された)話は(実際に)言ったのか?」

鈴香被告「はい」

弁護人「なぜ? 豪憲君を殺した自責の念でリストカットしたと?」

鈴香被告「うまく説明できないかもしれないが、申し訳ないという気持ちが大きくなり、耐え切れず…」

弁護人「豪憲君を殺した自責の念だった?」

鈴香被告「はい」

弁護人「日がたつにつれ…」

鈴香被告「(自責の念が)大きくなって、耐え切れなくなって、そういう自分から逃げ出したくなって、夢にも出てきて。接見禁止で会う人も限られ、弁護士の先生も忙しくて来てくれなかったので、それで、自分のしたことが訳が分からなくなり、苦しくてそういう行動(リストカット)をとった」

弁護人「苦しくて死にたかった?」

鈴香被告「はい」

弁護人「前回(公判で)、裁判長から『豪憲君への殺意は短時間で生まれたのか』と聞かれたが?」

鈴香被告「はい」

弁護人「あなたは肯定したよね?」

鈴香被告「はい」

弁護人「通常では考えづらい。説明できるか?」

鈴香被告「うまく伝えられるか分からないが、嫉妬(しっと)や悔しい、警察に動いてほしいという気持ちが充満し、頭がいっぱいになっていて…」

弁護人「(殺害当日)豪憲君に会う前から充満していたと?」

鈴香被告「はい」

弁護人「それが豪憲君を見てあふれたと?」

鈴香被告「はい」

弁護人「検事さんの指摘で『彩香ちゃん(事件)のことは忘れ豪憲君の方は覚えている』と。いまは説明できるか?」

鈴香被告「豪憲君のことは、自分で殺してしまおうと思ってやったことだから覚えていた。彩香のことは瞬間的なことで、それで覚えていなかったと思う」

弁護人「瞬間的とは?」

鈴香被告「橋の上で手を払った」

⇒(12)裁判官質問始まる 鈴香被告はのらりくらり