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Free Space

(19)同人誌に女性の乱暴シーン描写…その名も「外道」

男性検察官は、交際経験がなかったという星島貴徳被告の女性遍歴や女性観について質問していく。

検察官「あなたは現実の女性とセックスしたことはありますか?」

星島被告「ないです」

検察官「現実の女性を毛嫌いしていたのですか」

星島被告「そうです。毛嫌いというか…。あきらめに近いです。自己嫌悪の裏返しというか…」

検察側は冒頭陳述で、星島被告の動機を「強姦をすることで、被告の言うことを何でも聞く『性奴隷』にしようとした」と指摘している。

検察官「あなたは、自分と100パーセント同じことを考える女性が、現実にいると思っているのですか?」

星島被告「いないと思います」

検察官「あなたは、自分の言うことを100パーセント聞いてくれる女性が、いると思っているのですか?」

星島被告「いないので、作ろうと思いました」

検察官「だから、現実の女性とは仲良くしようとしなかったと?」

星島被告「…」

検察官「あなたにとって、現実の女性の何が気に入らなかったのですか」

星島被告「…私のことを気持ち悪いと思う心だと思います」

検察官「それは、(現実の女性たちには)自分の意見があるということですか?」

星島被告「違うと思います…。自分の意見があって、私のこの足のやけどを受け入れてくれるなんてことはないと思いました…」

弁護側の冒頭陳述によれば、星島被告は幼いころに足に大やけどを負い、常にこれを負い目として生きてきたという。これが、検察側が指摘する星島被告の“女性嫌い”の原因となったのだろうか。

検察官「個性とは、どういうものだと思いますか」

星島被告「大切にしなければならないものだと思います」

検察官「具体的にどういうことですか」

星島被告「私を気持ち悪いと言わない限り…。逆に言えば、私の足を好きだと言ってくれれば、何においても、何に代えても大切だと思います」

検察官「しかし、現実の人格や個性は、実際には邪魔だと?」

星島被告「その恋愛のプロセスは、実際にはありません」

小さい声ながら、星島被告はきっぱりと言い切る。

検察官「そこで、あなたはどうしようと思ったのですか」

星島被告「女性を性奴隷にして、自分の従順なペットのように(したい)。そう考えました」

検察官は星島被告の性体験についても切り込んだ。

検察官「初めてセックスをしたのは、いつ、誰とですか」

星島被告「5年ほど前に、デリヘルです」

検察官「どこのデリヘルですか」

星島被告「鶯谷です」

検察官「それまでセックスしたことは」

星島被告「ありませんでした」

検察官「どういう経緯で、デリヘルに?」

星島被告「仕事の帰り、酒に酔った勢いで…」

検察官「デリヘルを使うまで、性欲処理はどうしていたのですか」

星島被告「マスターベーションだけでした」

検察官「1日平均すると、何回くらいですか」

星島被告「2〜3回くらいだと思います。多いときは5回。しない時もありました」

検察官「マスターベーションの時に想像するのはどんな女性ですか」

星島被告「私のことを好きでいてくれる女性です」

検察官「どういうところに出てくるのですか」

星島被告「アニメでもマンガでもAVでもドラマでもイラストでも。何でもあります」

それまでか細い声で話していた星島被告は、まくし立てるように一気に話した。

検察官「デリヘルを使う前、生身の女性が出るAVを見たことはありますか」

星島被告「たまにはありました」

検察官「頻繁ではないのですか」

星島被告「はい。やはり本やアニメとかです」

ここで、法廷の大型テレビに緑色のビジネスバッグが映し出された。警察が勤務先から押収した、星島被告の通勤バッグだ。星島被告は通常、かばんを持たずに通勤していたが、逮捕直前の平成20年5月21日は、かばんを持って通勤した姿が目撃されている。

検察官「このかばんの中にあったノートに、あなたは絵を描いていますね」

ノートに描かれていた少女漫画風のイラストが、テレビ画面に次々と表示される。いずれも鉛筆かボールペンのようなものを使い、女性の裸などが描かれている。

検察官「いつごろから描いているのですか」

星島被告「5〜6年前からです」

検察官「女性が強姦されている絵が多いですね。そのころから、そういう願望があったのですか」

星島被告「そうですね。多かれ少なかれ、そういうことはあったと思います」

検察官「鶯谷のデリヘルは経験してみて、どうでしたか」

少しの間の後、星島被告が答えた。

星島被告「…気持ちいいと思いました」

検察官「その後、何人くらいとセックスをしましたか」

星島被告「思い出せませんが、10人くらいです」

検察官「お金を払ってする以外にセックスをしたことはありますか」

星島被告「ありません」

検察官「それ(デリヘル)以降のマスターベーションでは、生身の女性が出るAVは使っていましたか?」

星島被告「はい」

検察官「好きなAVは? 西川ひとみという女性(AV女優・大沢佑香の別芸名)は好きじゃなかったでしたか?」

星島被告「…はい」

検察官「強姦され、女性がいいなりになるという(ストーリーの)ものはありましたか?」

星島被告「あったと思います」

検察官「そういうストーリー(を現実にしたいという)の願望はありましたか?」

星島被告「はい」

検察官「女性というのは、セックスをすれば快感を覚え、言うことを聞くと思ったのですか?」

星島被告「はい」

検察官「拉致して、性の快感におぼれさせたら、どうするつもりだったのですか」

星島被告「…深く考えていませんでした」

検察官「相手の女性は、それで幸せだと?」

星島被告「…そこまで考えていませんでした」

ここで検察官が「以前、同人誌を作ったことがありますね」と話を振ると、テレビ画面に同人誌の表紙が映し出された。タイトルは「外道」。青い服を着た少女のイラストが描かれている。

検察官「これは、あなたが描いたものですか?」

星島被告「そうです」

検察官の指示で、同人誌の中身が表示される。女性の性行為などが描かれているようだ。

検察官「これが1枚目、2枚目、3枚目…。女性が強姦された場面ですね」

星島被告「強姦という意識で描いたことはないです」

検察官「5枚目、6枚目、7枚目…。これは女性が快感を感じている場面ですね」

星島被告「…はい」

星島被告には日頃から、強姦願望があったということを主張するねらいのようだ。赤裸々な性描写が画面に映し出されているが、星島被告は相変わらず落ち着いた様子で質問に答えている。

⇒(20)「警察が来たので殺してしまいました」そのとき被告はAVを見ていた