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(12)調書の内容「刑事の考え」 調べの状況続く

調書について細かい部分でのやりとりが続く。

弁護人「このとき、弁解録取書ではやっていないと否認した」

鈴香被告「はい」

弁護人「取り調べはこう着した?」

鈴香被告「はい」

弁護人「7月20日の検察の弁解録取で…(質問が長く続く)」

鈴香被告「『とっさに』というところを強調された」

弁護人「んー、それでも殺意を認めたということになる」

鈴香被告「『とっさにはいろんな意味があるから』と」

弁護人「弁護士には署名、押印するなと言われている?」

鈴香被告「検察官には逆らえなかった」

弁護人「言ってみた?」

鈴香被告「言ってみるときと言えないときがある。ほとんどが言えない」

弁護人「『橋の上で欄干に座っていたのを振り払ったのは殺すため』とあるが本当?」

鈴香被告「いいえ」

弁護人「どこが本当? 左手で振り払ったのは?」

鈴香被告「本当です」

弁護人「『母さん怖い』と言ったのは?」

鈴香被告「本当です」

弁護人「殺そうというのは?」

鈴香被告「それは違う」

弁護人「(調書の)読み聞かせのときには(違うと)言った?」

鈴香被告「はい」

弁護人「○○刑事(実名)には?」

鈴香被告「聞き流された」

弁護人「そのときはどうだった?」

鈴香被告「もっと細かい調書を作ると言われて」

弁護人「その調書を取るときに訂正すると?」

鈴香被告「はい」

弁護人「(訂正)してくれたか?」

鈴香被告「してくれなかった」

弁護人「その後、検察の調べで、欄干の上で彩香ちゃんが『怖いよ』と言っていたのを思い出したのは直後か?」

鈴香被告「直後ではない」

弁護人「調書になぜ署名した」

鈴香被告「『バカヤロー』と言われたり、怖い写真を見せられたことが原因で」

弁護人「『反省していない』というのも」

鈴香被告「それもあります」

弁護人「7月23日の調べで殺意を肯定する調書に署名しているが、本当のことか?」

鈴香被告「いいえ」

弁護人「どんな点が?」

鈴香被告「メールの件とか」

弁護人「殺意については?」

鈴香被告「殺さないというようなこと。そういった言葉は使わないでくれ、そう思って訂正を求めて」

弁護人「『殺そうとして』というのが何カ所かあるが(異議を)申し立てた?」

鈴香被告「はい」

弁護人「どのように?」

鈴香被告「『殺そうとして』というのを訂正してと言った」

弁護人「どうして?」

鈴香被告「○○刑事の考えと思ったから」

弁護人「○○刑事は取り合ってくれた?」

鈴香被告「取り合ってくれなかった」

ここで、裁判長が弁護士の質問を遮る。

裁判長「調書を全部覚えているのですか」

弁護人「接見で見せていますから。確認のために見せます」

裁判長「…」

鈴香被告「差し入れてますから」

裁判長「(質問が)多岐にわたるから」

鈴香被告に見せるよう促す。

弁護人「念のため見せます」

弁護側が調書を示す。

弁護人「彩香ちゃんの調書で○○刑事の印で訂正している。『など』とあるのについてはあなたが申し立てたのか?」

鈴香被告「違います」

弁護人「どうして?」

鈴香被告「(○○刑事に)『彩香のことや父の介護のことでイライラして』というのを入れようか、と。じゃ『など』をつけようかと○○刑事に言われた」

⇒(13)「腰痛で床にはいつくばり…。『サインしろ』と刑事」