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(3)「生きていれば子供も…」一度だけ硬直した瞬間

検察官による質問が続いている。検察官は犯行から3日目の昨年4月20日夜の東城瑠理香さんの胴体の損壊状況について、星島貴徳被告に詳細に尋ねる。

検察官「(東城さんの胴体の)色は変わっていましたか」

星島被告「青黒い色をしていたと思います」

検察官「胴体は仰向けに置きましたか、うつ伏せに置きましたか」

星島被告「仰向けでした」

検察官「その後どうしましたか」

星島被告「左右からへそに向かって切り込みを入れ…」

法廷内の大型モニターには切断された胴体が描かれた図が示されている。

検察官「その時に気づいたことは」

星島被告「東城さんのへそにピアスがありました」

検察官「どんなピアスでしたか」

星島被告「両端に丸い玉が付いていて、細い棒があり片方から止めるものです」

検察官「ネジで止めるタイプですか」

星島被告「はい」

検察官「ピアスはどうしましたか」

星島被告「外したと思います」

検察官「外してどうしましたか」

星島被告「トイレに流したと思います」

検察官「ピアスにアクセサリーはありましたか」

星島被告「なかったと思います」

大型モニターには、腹を切り開き内臓が描かれた図が映し出される。一般傍聴人の女性は顔をしかめながら凝視している。

検察官「内臓が見えましたか」

星島被告「はい」

検察官「切り取った肉はどうしましたか」

星島被告「包丁で刻みトイレに流しました」

検察官「その後はどうしましたか」

星島被告「内臓を少しずつ切って取り出し、包丁で細かくしてトイレに捨てていきました」

モニターには取り出された内臓の絵が映し出された。

検察官「このようにひとつずつ取り出したのですか」

星島被告「はい」

検察官「子宮はどれか分かりましたか」

星島被告「はい」

検察官「取り出したときはどう感じましたか」

これまでか細い声で質問に答えていた星島被告だったが、ひときわ大きな声で切り出した。

星島被告「人間の女の人を殺したと思いました。生きていたら子供を作れたんだろうと…。(損壊の作業時は)何も考えないようにしていましたが、この時だけは体が固まりだしました。でもすぐに忘れようとしました」

検察官「それで子宮をトイレに流したんですか」

星島被告「はい」

モニターに腰の中央部が切り離された図が映し出される。

検察官「背骨は簡単に切り離せましたか」

星島被告「いいえ」

検察官「どうして難しかったのですか」

星島被告「太い骨だからです」

検察官「1カ所切るのに何分くらいかかりましたか」

星島被告「30分はかかったと思います」

検察官「上下に(胴体を)分けてどちらから切り刻んでいきましたか」

星島被告「下半身からです」

検察官「下半身は仰向けですか、うつ伏せですか」

星島被告「うつ伏せのままです」

検察官「うつ伏せの下半身をどうしましたか」

星島被告「ナイフで尻の肉を取ったと思います」

モニターに切断された尻部分の図が映る。

検察官「尻の肉を取りどうしましたか」

星島被告「太ももや股間の肉を取って、のこぎりで骨盤をバラバラにし、背骨と骨盤の真ん中をのこぎりで切りました」

検察官「骨盤はどうしましたか」

星島被告「湯船に戻しました」

浴室で損壊作業をしていた星島被告。モニターにはバラバラになった骨盤が湯船側に入れられ、洗い場側に上半身が置かれた浴室の再現図が示されている。

検察官「上半身はどうしましたか」

星島被告「仰向けにして肉を取り始めました。最初は左胸から切りました」

検察官「左胸から包丁で切り込んだのですね」

星島被告「はい」

左側の胸が切り取られ、左側だけ肋骨が見えている上半身の図がモニターに映し出される。

検察官「肋骨が見えてどうしましたか」

星島被告「肋骨を切りやすくするため、胸骨を取り外しました」

検察官「肋骨はどうしましたか」

星島被告「切り離しました」

検察官「どの部分からですか」

星島被告「中間の辺りからです」

検察官「心臓や肺は?」

星島被告「包丁で切ってトイレに捨てました」

検察官「肺や心臓がなくなった後、次にどうしましたか」

星島被告「うつ伏せにして、背中を一部、一部、切り離していきました」

法廷の大型モニターに「私が東城瑠理香さんの胴体の左背中を切り離した事」というタイトルで、星島被告自身が書いたとみられる図が映し出された。左背中部分が欠落した東城さんの胴体部分のイラストだ。

検察官「左の肩の肉の筋は、すぐとれましたか」

星島被告「いいえ」

検察官「どうしてですか」

星島被告「肩の筋肉がつながっていたからです」

検察官「それで、どうしましたか」

星島被告「つながっている所に切れ込みをいれました」

検察官「それで、はずれたのですか」

星島被告「はい」

検察官「右の肩も同様ですか」

星島被告「はい」

検察官「背骨はどうしましたか」

星島被告「のこぎりで切ったと思います」

検察官「2つに切ったのですか」

星島被告「はい」

検察官「胴体を解体した後、骨の量はどれくらいになりましたか」

星島被告「ごみ袋1杯分くらいには…」

検察官「作業が終わったのは何時ごろですか」

星島被告「(平成20年4月21日の)午前7時くらいです」

検察側の冒頭陳述によると、星島被告は前日20日午後8時から、東城さんの遺体の損壊作業を行っていた。星島被告の証言によると、計11時間にわたり、東城さんの遺体と向き合っていたことになる。

検察官「その日は寝ましたか」

星島被告「いいえ」

検察官「この日は出勤日ですよね」

星島被告「はい」

検察官「出勤までの間は、何をしていましたか」

星島被告「服や小物を切り刻んで、トイレに流しました」

検察官「東城さんのものを、ですね」

星島被告「はい」

ここで15分間の休廷に入った。星島被告はだるそうに立ち上がり、両手をダラリと看守に差し出す。手錠をかけられた星島被告は、ゆっくりした足取りでうつむいたまま、いったん法廷を後にした。検察側は再開後、星島被告が出勤した後の様子や、帰宅して頭部を損壊する様子などについて証言を求めていく予定だ。

⇒(4)「防犯カメラに死角」報道見て「助かるかも」…損壊作業は継続