その後(2011.2.9)

 

羽賀研二被告、被告人質問で改めて無罪主張

羽賀被告

 詐欺と恐喝未遂の罪に問われ、1審大阪地裁で無罪(求刑懲役8年)とされたタレント、羽賀研二被告(49)=本名・當真美喜男=の控訴審第10回公判が9日、大阪高裁(古川博裁判長)で開かれた。被告人質問が行われ、羽賀被告は弁護側の尋問で改めて無罪を主張した。検察側の尋問は次回18日に行われる。

 被害者とされた知人男性(54)が羽賀被告から未公開株を1株120万円で購入した際、元値を40万円と知っていたか否かが争点の一つとなっているが、羽賀被告は「最初に40万円で購入すると伝えた」「男性から『3倍でも5倍でも買うよ』と言われた」などと指摘。

 そうした経緯を知る人物としては、控訴審で弁護側の証人となった有名カフェの元店長(44)以外にも「数人知っていると聞いた」と述べた。

 また、1審で無罪の決め手となる証言をした元歯科医の徳永数馬被告(49)=偽証罪で有罪、控訴=について、羽賀被告は「数人で食事したことが1、2度あり、宝石を売ったことはある」として、親密な関係であることを否定した。徳永被告は1審判決で「羽賀被告と極めて親密な関係にあることを秘して嘘の証言をした」として有罪とされた。

⇒羽賀研二被告逆転有罪/「被害男性は元値を知らず」…偽証有罪が決め手に