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その後(2011.2.8)

 

窮地一転、公判は混沌と…羽賀被告控訴審

羽賀被告

 羽賀被告は平成13年6〜7月、知人男性(54)に医療関連会社の未公開株を元値(1株40万円)の3倍に当たる1株120万円で売り、3億7千万円を詐取したなどとして、詐欺罪などで起訴された。20年11月に無罪が言い渡され、検察側が控訴している。

 1、2審を通じ、男性が元値を知りながら株を購入したか否かが争点の一つとなったが、1審無罪の鍵を握ったのは、羽賀被告の知人で元歯科医の徳永数馬証人(49)だった。

 徳永証人は法廷で、事件の1年前に羽賀被告や男性と東京・白金台の有名カフェで会ったと証言。男性に「40万円の株を120万円で買ってもうかるのか」と尋ねると、「上場したら何十倍にもなる」と話していた−などと語った。判決はこの証言を重視し、「元値を知らなかった」という男性の証言を「全幅の信頼を置けない」と退けた。

 ところがその後、徳永証人は大阪地検に偽証罪で在宅起訴され、昨年11月には「親密に交際する羽賀被告を支援するため安易に偽証を思い立った」などとして懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役2年)の有罪判決を言い渡された=徳永証人が控訴。

 検察側はこの判決文を証拠請求した。これに対し弁護側は新たな重要証人として、未公開株の商談の舞台となった有名カフェの元店長(44)を証人申請した。

 1月28日の第8回公判に出廷した元店長は、男性の発言として「研ちゃんは(1株)120万円でしか売ってくれない。40万とは言わないが、安く売ってくれる人はいないか」と聞いた、と証言。男性が元値を40万円と知っていた可能性をうかがわせた。

 一方、2月2日の第9回公判で男性は、検察側から元店長の顔写真を見せられ「見覚えがまったくない」と断言。元店長の証言内容も全面否定した。1審と同様、男性と弁護側証人の証言が真っ向から食い違う様相を呈している。

 徳永証人の1審有罪によって不利な立場に追いつめられた羽賀被告は逆転有罪となるのか、それとも無罪を維持できるのか。9日の第10回公判で行われる被告人質問が判決の行方を左右しそうだ。

⇒羽賀研二被告、被告人質問で改めて無罪主張