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第2回公判(2008.3.6)

 

(7)夫婦ともども死んでしまえと言われた

羽賀被告

検察官「男性はメールで請求してきて、弁護士を入れると言ったか」

羽賀被告「はい」

検察官「1億2000万円での和解案はあなたの方から提案したのか」

羽賀被告「それは相手側弁護士との話の中で…」

 検察官がまた羽賀被告の言葉を遮って…。

検察官「だから1億2000万円のことはどうか」

羽賀被告「聞いてください」

検察官「相手側弁護士から言ってきたの」

羽賀被告「細かいことは覚えてない」

検察官「どっちから言い出したかと聞いている」

羽賀被告「覚えてない」

検察官「そのくらい(1億2000万円)は払うべきだと思ったのか」

羽賀被告「『仕事も人生も終わりだ』と男性から言われて、きちんとした形で終わらせないといけないと思った」

検察官「でも男性が調印することに納得しないと決まらないでしょう」

羽賀被告「そういうニュアンスで聞いていたから」

検察官「質問に答えてないでしょう。男性が納得したと認識していたのか」

 検察官はついに声を荒げて怒った。

羽賀被告「…」

検察官「もう5000万円上乗せしてくれって男性は言ってきたでしょ」

羽賀被告「その前後だと」

検察官「その後、男性は4億円って言ってるのに1億2000万円で納得するわけないじゃないの」

羽賀被告「1億2000万円でまとまる寸前までいってたんですよ」

検察官「また私の質問に答えていない」

羽賀被告「すみません」

検察官「破談になったのはいつか」

羽賀被告「何年何月か覚えていない」

検察官「あなたには日時の記憶がないのか」

羽賀被告「細かい日時は…」

検察官「細かい日時は聞いていない」

羽賀被告「相手側弁護士と交渉を始めて半年ぐらい」

検察官「相手側弁護士との1億2000万円の和解が流れて、その後は」

羽賀被告「しばらく空白が、半年か1年か。そしてまた宿泊先のホテルにヤクザまがいの人が来るようなった」

検察官「いつごろか」

羽賀被告「覚えていない。話をはぐらかそうと、とぼけるつもりはない」

検察官「ホテルまで来たり、嫌がらせを受けるようになったのはいつか。平成18年初めごろか」

羽賀被告「和解交渉に入ってからだと思う」

検察官「取り立ての男が来ていたのはどのくらいの期間か」

羽賀被告「1年以内だと」

検察官「顧問弁護士と吉川さんに取り立ての男が来て困っていると相談したのはいつ」

羽賀被告「3、4カ月か半年後かと」

検察官「その間に何があった」

羽賀被告「事務所の女性なんかに『出せ、どこにいるんや』と押しかけてきた」

検察官「そんなことがあってもすぐに相談してなかったのか」

羽賀被告「民事とか刑事とかで訴える準備をしてくださいと顧問弁護士に相談していた」

検察官「顧問弁護士と吉川さんとどっちに先に相談したのか」

羽賀被告「顧問弁護士だったと思う」

検察官「顧問弁護士にはどんなことを」

羽賀被告「民事も刑事も両方考えてくださいと」

検察官「あなたは株の取引については1円も払わないでいいと思っていた」

羽賀被告「はい。相談した周りの人や顧問弁護士もそうのようなことを言っていたので」

検察官「どんな資料をもとに」

羽賀被告「支払わないといけないものですかと聞いたら、それはないということで、和解案の項目に入れて」

検察官「男性が納得すると思ったのか」

羽賀被告「僕は納得すると思っていた」

検察官「本当に納得すると思ったか」

羽賀被告「刑事や民事で訴えると話した後だったから」

検察官「質疑がかみ合ってない」

羽賀被告「すみません」

検察官「取り立てに来た男を刑事告訴しなかったのか」

羽賀被告「目に見えるものがもっとあれば」

検察官「家まで来ていたんだから住居侵入とかなるでしょ」

羽賀被告「マンションでしたから」

検察官「どんなことしていたのか」

羽賀被告「何度もピンポン押したり」

検察官「留守電機能ありますね。契約してますね」

羽賀被告「はい。機能はあるが使っていない」

検察官「不便じゃないですか」

羽賀被告「365日マネジャーがいるので、あとはメールで」

検察官「(恐喝未遂が行われたとされる18年6月7日にホテルにいた)暴力団関係者と取り立ての男は別人ですね。暴力団関係者はどんな人か」

羽賀被告「吉川さんからヤクザだと言われた」

検察官「吉川さんに交渉を頼んだでしょう」

羽賀被告「吉川さんと暴力団関係者の間で始まっていたが、弁護士同士のほうがクリーンだと思っていたけど」

検察官「弁護士と交渉していたのに、吉川さんが暴力団関係者と交渉を始めたのか」

羽賀被告「いけないとは思ったが」

検察官「そうこうして1000万円になった。男性は4億円と言っているのに。なんで急にこうなった」

羽賀被告「刑事告訴や民事で動いているから1000万円でいいと言ってきたんだなと思った」

 検察側の質問が終わり、羽賀被告の弁護人が再質問に立った。

弁護人「医療関連会社をめぐってトラブルになっていたことを、渡辺被告は知っていたか」

羽賀被告「固有名詞は分からないが、金を借りて株を買って不当請求されている、と。大ざっぱには知っていたのではないか」

弁護人「あなたが説明したからか」

羽賀被告「説明を求められたことはない」

弁護人「あなたの記憶の範囲で、渡辺被告は株とトラブルの関係を知っていたと思うか」

羽賀被告「話したことはないが、周りから聞いたことはあるんじゃないかと思う。僕の推測です」

弁護人「渡辺被告に暴力団関係の知り合いがいると思っていたか」

羽賀被告「僕の認識だが、ボクシングは興業だからそういうのは見え隠れしていると思うので、知り合いはいるだろうけど、どこかで線引きをしているんだろうと思う。知り合いがいる、くらいの認識だ」

弁護人「渡辺被告から借金したのは、最初は誰かを紹介してもらおうと思ったんでしょ」

羽賀被告「基本的には、僕の気持ちとしては、二郎さんから借りたいのと誰かを紹介してほしいのと二者選択だった。二郎さんには、用立ててくれる人はいないかという聞き方をしたが、二郎さんが『それくらいなら俺が用立ててあげる』と言ってくれた」

弁護人「あなた今仕事はできているのか」

羽賀被告「できていない」

 弁護人に近況について尋ねられ、また涙を流して言葉に詰まる。

弁護人「宝石もアウトでしょ」

羽賀被告「…(無言のままうなずく)」

弁護人「芸能関係も無理だね」

羽賀被告「そうです」

弁護人「奥さんの取り調べについて話し合ったことはあるか」

羽賀被告「妻は『鼓膜が破れるような大きさで怒鳴られて。泣き叫んで帰してくれと言った。取り調べでは、てめぇ、このやろう、夫婦共々死んでしまえくらいのことも言われた』と言っていた」

 一気にまくし立て、白いハンカチで涙を拭く羽賀被告。弁護人の再質問が終わり、裁判官からの質問が続く。

⇒(8)渡辺二郎被告が「びびっとったで」と…