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第2回公判(2008.3.6)

 

(4)警察も検察も、無理矢理二郎さんを絡め…

羽賀被告

弁護人「(恐喝未遂が行われたとされる現場で)男性が(1000万円を支払うことで債権を放棄することを)しぶっていたと聞かなかったか」

 男性はこれまでの公判で検察側証人として出廷。「(現場にいた渡辺被告らが)怖かったので債権放棄の確認書に署名した」「ここで署名しなければ山に連れていかれると思った」などと証言している。

羽賀被告「男性の証言を聞いたとき、なんで僕にそう言ってくれなかったのか、と思った」

 またもや涙を流し始める羽賀被告。

羽賀被告「あの人はウソをついている。なんでここで正直に言わないんですか。問題はないって言っていたのに、僕の事件の証言になったら…。これが裁判ですか」

弁護人「なぜ言ってくれなかったと思うか」

羽賀被告「分からない」

弁護人「勾留中はどう言っていたのか」

羽賀被告「取り調べで、お前の雇った弁護士は役に立たないと言われた。取り調べは悲惨な状況。普通じゃない」

弁護人「普通じゃないとは」

羽賀被告「テーブルやいすをぶつけられ、ブタと言われ、頭をはたかれた。一生刑務所に入れてやると言われた。何があっても起訴してやる。許さへんと。その連続でした」

弁護人「その後の名古屋の展示会での出来事を話して」

羽賀被告「夕方、男2人がやってきた。見た目はその世界の人」

弁護人「その世界とは」

羽賀被告「暴力団関係の人」

弁護人「どう思ったか」

羽賀被告「展示会に入ってきて、お客さんもいっぱいいたが、ジュエリーを見るそぶりをして僕の所に来て、『羽賀研二やろ。これ見て』と資料を渡された。マネジャーに奥に連れて行かれ、中身を見ると、14億円がどうだとか書かれていた。それで僕はマネジャーに『大丈夫だから』と言ってすぐに会場に戻った」

弁護人「2人は声を荒げたか」

羽賀被告「大声は出していなかったが、周りは緊迫していた」

弁護人「何時ごろか」

羽賀被告「6時すぎと思う」

弁護人「2人に渡辺被告のことは言ったか」

羽賀被告「会話をしていない。なぜ二郎さんの名前が出るんですか。警察も検察も、無理矢理二郎さんを絡めている」

弁護人「その後はどうしたか」

羽賀被告「顧問弁護士と吉川さんに連絡をした」

弁護人「なぜ顧問弁護士に連絡したのか」

羽賀被告「なんでこんなことをするんだといういらだちの気持ちがあったから。2度とこの展示場にも行けないだろうし」

弁護人「ところで渡辺被告から借金をしたことは」

羽賀被告「ある」

弁護人「時期は」

羽賀被告「17年11月ごろと思う」

弁護人「どうして借金したのか」

羽賀被告「今も沖縄に2店舗あるが、当時僕はもう1店舗食堂を経営していた。従業員が40人くらいの食堂で、経営が苦しかった。月に300万円くらいの赤字だった。だから二郎さんに3000万円を貸して欲しいとお願いした」

弁護人「なぜ渡辺さんだったのか」

羽賀被告「当時、個人に対する借金は完済に近く、一時の借金生活からは抜けつつあったので、公言する人には借りたくなかった」

弁護人「公言とは、『羽賀研二に金を貸している』ということか」

羽賀被告「そうです」

弁護人「渡辺さんは金融業をしていたか」

羽賀被告「定かではない」

弁護人「聞いたことは」

羽賀被告「直接的にそんな質問はしない。怒られちゃうし、できない」

弁護人「吉川さんから借りようとは思わなかったのか」

羽賀被告「以前に借りた経緯があったので」

弁護人「渡辺被告から借りた金利は」

羽賀被告「いらないと言われた」

弁護人「借金の理由は説明したか」

羽賀被告「沖縄の運転資金と正直に話した」

弁護人「それに対する答えは」

羽賀被告「『かまわんよ。どれくらいで返せる?』と聞かれたので、6カ月と答えた」

弁護人「借りた状況は」

羽賀被告「大阪まで受け取りに行って、ホテルのラウンジで」

弁護人「なぜ振り込みでないのか」

羽賀被告「振り込みはだめと言われた」

弁護人「どうして」

羽賀被告「理由は聞いていない」

弁護人「では、それについてどう思ったか」

羽賀被告「何度か吉川さんから融資された時も同じだったので、そうすることもあると思った」

弁護人「ホテルでの会話は」

羽賀被告「『ちゃんと返せるか』と言われたので、ジュエリーの仕事が順調だから返せますと言った」

弁護人「返済はできたか」

羽賀被告「はい。ただ数カ月遅れた」

弁護人「一括で返済したのか」

羽賀被告「最初に300万円。その後、銀行からの融資を受ける予定だったがそれが遅れた。その後、2700万円を嫁に下ろしてもらって」

弁護人「300万円はいつ、どうやって返したか」

羽賀被告「18年4月ごろ、手渡しで吉川さんに預けた」

弁護人「なぜ吉川さんに渡したのか」

羽賀被告「東京には月4、5日しかいなくて、全国を回っていたので」

弁護人「残りの2700万円は」

羽賀被告「吉川さんの事務所で、1000万円を吉川さんに返して、2700万円は二郎さんに返してくれと頼んだ」

弁護人「3000万円の覚書とは何か」

羽賀被告「吉川さんに返済した領収証をもらってくれとお願いしていたから」

弁護人「誰が作成したか」

羽賀被告「吉川さんは僕が作ったと証言していたが、吉川さんが作ってくれた。僕は普通の領収証でもよかった」

弁護人「渡辺さんにお礼はしたか」

羽賀被告「数日後にメールを入れた」

 検察側は羽賀被告が渡辺被告に支払った3000万円を(恐喝行為に対する)謝礼と位置付けているが、羽賀被告は借金の返済だったと強調した。羽賀被告の弁護人の質問が終わり、午前中の審理は午前11時50分に終わった。羽賀被告は裁判長や傍聴席に一礼し、退廷した。

⇒(5)1000万円が14億になっていて…