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第2回公判(2008.3.6)

 

(3)死んでもいいくらいにぐちゃぐちゃ

羽賀被告

弁護人「その後の状況は」

羽賀被告「職場に電話がきたり、半年何もなかったかと思うと、突然家のピンポンが鳴ったり、マンションの管理人に『ここに羽賀研二が住んでいるやろ』と聞いてくる人がいたり。嫁から『イガラシという人が訪ねてきて出てくるまで帰らない』と言われたこともある。ひどい状況だった」

弁護人「家に来たのは誰なのか」

羽賀被告「イガラシという人。健竜会と名乗ったと思う。プロダクションの人間もそう言われたことがあります」

弁護人「脅迫めいた言葉もあったのか」

羽賀被告「はい。『おまえは終わりや』『5000万円もってこい』と言われたこともある」

弁護人「いつの話か」

羽賀被告「和解する数カ月前が一番ひどかった」

弁護人「平成18年6月の数カ月前ということか」

羽賀被告「そうです」

弁護人「(俳優の)吉川さんに相談したのはなぜ」

羽賀被告「顧問弁護士に言っても、相手方が怖い人を立ててきて怖がっていたので、吉川さんに依頼した。吉川さんが男性の会社に電話を入れたら、(男性から債権取り立てを依頼されていた)暴力団関係者から『おら、おまえ、どこの組のもんじゃい』と留守番電話があったと聞いた」

弁護人「その後、吉川さんが交渉したのか」

羽賀被告「はい。吉川さんからは再三『警察へ行け』と言われた。交渉では段々と金額が下がっていって、最終的に残金の1700万円になり、1000万円になった。吉川さんは1700万円でも『払い過ぎ』と言っていたが、僕は元金くらいは返済したかった」

弁護人「具体的な返済条件は」

羽賀被告「頭金を入れ、月々100万円を返済する方法。そのときはキャッシュで300万円しか用意できなかった」

弁護人「その条件を顧問弁護士に伝えたのか」

羽賀被告「はい。暴力団関係者も一度は承諾したと聞いていたので、顧問弁護士に資料作成をお願いした」

弁護人「でもまとまらなかった」

羽賀被告「何日か後に1000万円を用意してくれと吉川さんに連絡があった。僕はキャッシュは作れないと言ったら、吉川さんから『僕が用意するから』と言われた」

弁護人「ところで、その暴力団関係者とは話をしたか」

羽賀被告「ない」

弁護人「携帯に留守番電話が残されたことは」

羽賀被告「ない。僕は基本的に留守番電話にしていない。知らない番号の電話にも出ない」

弁護人「なぜ留守番電話にしないのか」

羽賀被告「僕らの職業は、知らない番号には出ないし、僕はいろいろなところから電話がかかってきていたので」

弁護人「じゃあ、鳴りっぱなしってことか」

羽賀被告「はい。ですから、暴力団関係者が(裁判の)証言の中で留守番電話とか言っていたのはありえない」

 羽賀被告は暴力団関係者と直接連絡をとったことがないと説明。後の恐喝未遂につながる交渉関係は、顧問弁護士らにすべて任せていたことを強調した。

弁護人「吉川さんからは、最終的にどのように和解すると聞いたか」

羽賀被告「1000万円でOKすると聞いた。とにかく早くしたかった。報道されて踏みつぶされるのか嫌だった」

弁護人「場所などが決まった経緯は」

羽賀被告「顧問弁護士が私の事務所でやりましょうと言ったので…」

 ここで再び涙を流す羽賀被告。

羽賀被告「どういう風に刑事に言わされているんですか。どうして嘘を言うんでしょうか。悔しいです。ひどすぎる…。僕はもう死んでもいいくらいにぐちゃぐちゃにされているんです。証言が二転三転しているし…。顧問弁護士は東京でやると言っていたんです。男性に弁護士を立ててくれと何度も頼んだし。僕は逃げも隠れもしないし。それなのに…。僕は言ったんです」

弁護人「あなたは立ち会うつもりだったのか」

羽賀被告「もちろんです。でも本人も来ないので、吉川さんに聞いたら『行かなくてもいいよ』と言われた」

弁護人「何日前に日程は決まったのか」

羽賀被告「直前と思う。早く1000万円が欲しいと吉川さんにせっついていたようだ」

弁護人「渡辺二郎被告には相談したのか」

羽賀被告「していない」

弁護人「男性との話について何か知っているか」

羽賀被告「二郎さんも以前にバングラデシュ人のことで男性とトラブルがあって。かばうわけじゃないが、僕は二郎さんが好きなんです。いつも叱ってくれて。恋愛のことでも叱られて、別れたころも「なんでボロクソ言うんやろな」とか言ってくれて…。二郎さんも、男性に損をさせられたと言っていたから」

弁護人「具体的にはどんな損をしたのか」

羽賀被告「二郎さんは男性から『バングラデシュ人が困っているから金を貸してあげて』と頼まれた。貸したら、バングラデシュ人は金を二郎さんじゃなく男性に返した。それで二郎さんは男性に『それはひどい。返してくれ』と言ったが、男性がいきなり弁護士を立てた。なので、二郎さんは僕に『かかわるな』言った」

弁護人「渡辺被告とはどれくらい連絡を取り合っているのか」

羽賀被告「二郎さんの映画を見たり、なにかあると電話をかけた。テレビでご一緒することもあったし。数カ月に1回や半年に1回くらいと思う。何かあったら電話していた」

弁護人「渡辺被告にトラブルについて相談しようとは思わなかったのか」

羽賀被告「弁護士に相談していたので、友人に相談しようとは思わなかった」

弁護人「(18年6月7日、大阪市天王寺区内のホテルで男性に対する恐喝未遂が行われたとされる)当時、あなたはどこにいたか」

羽賀被告「着物の展示会」

弁護人「できたら立ち会おうと思っていたのか」

羽賀被告「(午前)10時から(午後)8時までだったので物理的に無理だった」

弁護人「和解の報告は受けたのか」

羽賀被告「弁護士と吉川さんから受けた」

弁護人「吉川さんは当日か」

羽賀被告「翌日です」

弁護人「あなたから電話したことは」

羽賀被告「ないです」

弁護人「吉川さんの話はどんな内容か」

羽賀被告「終わった、と。『二郎さんが心配して来とったぞ』と言われた」

弁護人「渡辺被告のことを聞いてどう思ったか」

羽賀被告「あ、そうなんだと。普通に」

弁護人「渡辺被告が来た理由は説明されたか」

羽賀被告「なかった。バングラデシュ人の関係だと思った」

弁護人「顧問弁護士からは何か聞いたか」

羽賀被告「先生に『問題なかったですか』と尋ねたら『いやいやないです』と言われた」

 羽賀被告は自らの潔白を主張するとともに、同じ法廷内に座る渡辺被告の恐喝未遂への関与も全面否定した。渡辺被告は羽賀被告の供述内容にウン、ウンとうなずき、時折満足そうな笑みを浮かべた。

⇒(4)警察も検察も、無理矢理二郎さんを絡め…