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(7)元夫に「あなた、好きだったんですよね?」

続いて、弁護側が、畠山鈴香被告(34)の元夫に証人尋問を開始した。

弁護側は、結婚前に同棲していたという栃木県での生活や、結婚生活について質問した。

弁護人「平成6年1月から栃木で同棲していましたね。どういうきっかけで?」

証人「鈴香から栃木に行こうと言われた。その当時は付き合い始めていて、好きになりかけていたので、ついて行こうかと」

弁護人「あなたは栃木に知り合いは?」

証人「全然いません」

弁護人「仕事は辞めて行ったの?」

証人「はい」

弁護人「当時の夕ご飯などはどうしていた?」

証人「ほとんどがカップラーメンやパン。鈴香がコンパニオンをしていた旅館まで迎えに行って、2人で店に行って買った」

だが、「甘い生活」もつかの間だった。

駆け落ち同然で栃木に向かった2人だが、間もなく、同棲生活にピリオドを打つ。

弁護側は、いつも鈴香被告に振り回され、従属的な立場であるかのように証言する夫に対し、鈴香被告との生活が「自ら望んだもの」であることを強調するような尋問を展開する。

弁護人「結婚の時、鈴香被告の父親に迫られていたと言いましたね。あなたの実家には報告しましたか?」

証人「していない」

弁護人「なぜ?」

証人「自分で決めることだし、当時は親に相談することでもないと思っていた」

弁護人「普通は紹介するでしょう?」

証人「駆け落ちみたいに家を出て、当時は(実家と)行き来もなかった。親同士は毛嫌いし合い、お互い良い印象を持っていないと思っていた」

弁護人「どうしてそう思った?」

証人「うちの母親は、私が鈴香について行って、たぶらかされたように言っていた。帰ってきたら鈴香の実家に住み、仕事も鈴香の実家に紹介してもらった。鈴香の家から電話での報告もないし…。鈴香の父親にしたら、俺の親から挨拶があってもいいんじゃないかと思ったのでは」

弁護人「たぶらかされていると聞かされたときは?」

証人「そのときは鈴香が好きだったから栃木に行った。好きな人を馬鹿にされたと思った」

弁護人「あなた、鈴香被告のことを好きだったんですよね?」

取り乱した様子こそ見せないものの、質問には終始、か細い声で答える元夫。

鈴香被告は、弁護側と元夫のこうしたやり取りを、けだるそうな表情で聞いていた。

⇒(8)いきなり無言でビンタ