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(7)検察官の追及に再び連発「覚えてない」

テレビ局に残された数々の鈴香被告の画像。検察官はその言動を元に、公判で鈴香被告が「抱きつく子ではなかった」と述べた彩香ちゃんとの関係について疑問を呈した。鈴香被告の返答は、弁護側の質問と比べ、さらに声はか細くなっていく。

検察官「(5月末の『スッキリ!!』で)あなたと彩香ちゃんの関係について説明したことは?」

鈴香被告「覚えていない」

検察官「あなたは『彩香は、彩香って声をかけると抱きついてくる感じでした。いつも(鈴香被告と)彩香とワンセットでした。(買い物でも)左手で彩香、右手でカート…』『ディズニーランドに連れて行けば良かった。彩香は(鈴香被告の)片割れでした』と。記憶はありますか?」

鈴香被告「…あります」

検察官「彩香ちゃんの四十九日当日。マスコミの取材を受け、あなたが目撃した不審者の話をしたことありますか?」

鈴香被告「あります」

検察官「どんな話?」

鈴香被告「『家の横に業務用らしき車があり、2人の子供をじっと見ていた。気持ち悪くて何してるのかと聞いたら、携帯の電波を調べていると。機械もなくて変だな』という話をしました」

検察官「その話を警察にしたのはいつか、マスコミに言ってるよね? 豪憲君が亡くなった日の夜に警察に話したんですよね?」

鈴香被告「…」

鈴香被告は1審の検察側質問と同様、「覚えていない」を繰り返し始める。

検察官「四十九日の前後、テレビ朝日の取材を受け、豪憲君殺害犯について『思い当たる点がある』と答えてないですか?」

口にハンカチを押し当てる鈴香被告。

鈴香被告「覚えてないです」

検察官「録画が残ってる。あなたは『彩香が事故だとしたら、それに便乗して豪憲君を殺したのでは?』と答えている」

鈴香被告「覚えていません」

検察官「『彩香ちゃんと豪憲君が同一犯か』という質問に対し、『分かりません。事件か事故かも分からない状態なのに』と」

鈴香被告「覚えていません」

続けて、検察側は豪憲君事件における鈴香被告による警察への情報提供を突く。アリバイ工作をしていたと印象付けたいようだ。

検察官「(豪憲君殺害の)5月17日夕方。近所の○○さんにからめて警察に情報提供していませんか?」

鈴香被告「記憶にないです」

検察官「『切石に帰ろうとした際に○○さん親子が帰るのを見た』と」

鈴香被告「その日の夜に話した記憶はあります。自宅に警察官が3人くらい来て。夜の9時から(翌日午前)2時半まで話を聞かれた記憶がある」

検察官「3人が家に来たきっかけはあなたの(情報提供の)電話のためではないか? 『より詳しい話を聞きたい』ということで」

鈴香被告「いいえ」

その後、検察官は彩香ちゃんの葬儀に来た○○さん宅と切石の実家、藤里小学校の位置関係を鈴香被告に確認。続けて、「話を変える」と鈴香被告の彩香ちゃんへの感情を追及した。

検察官「もし彩香ちゃんが死ななければ、将来はどんな生活になった? 彩香ちゃんが成人するまでの間、2人はどんな生活になると思いますか?」

鈴香被告「そこまで考えたことはなかったし…」

検察官「彩香ちゃんを触りたくない一番の理由は?」

鈴香被告「汗です」

検察官「ヌルヌルや体臭が理由だと?」

鈴香被告「はい」

検察官「あなたの父親はあなたを理不尽な目にあわせた。彩香ちゃんが可愛ければ、彩香ちゃんを(自分と同じ)理不尽な目にあわせないのでは?」

鈴香被告は嗚咽を漏らしながら答え始める。

鈴香被告「気持ちはそうだった。足りなかったことは今は分かる」

検察官「当時は分からなかったということですか?」

鈴香被告「全てが全てではないが悩んでいたし…」

検察官「彩香ちゃんに『代われるなら代わってやりたい』と思った経験は?」

鈴香被告「…分かりません」

10秒以上かけて出たこの返答に、検察官は「普通の母親なら怪我しただけでも代わってあげたいと思うものだ」と糾弾した。

⇒(8)豪憲君殺害動機「今は…あやふやです」供述後退させる鈴香被告