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(1)「ゴミが膝の高さまで…」鈴香被告のズボラ、再び露呈

秋田県藤里町の連続児童殺害事件で殺人と死体遺棄の罪に問われ、1審で無期懲役判決を受けた無職、畠山鈴香被告(35)の第2回控訴審が16日午前10時、仙台高裁秋田支部(竹花俊徳裁判長)で開かれた。この日も前回に引き続き鈴香被告に対する被告人質問が予定されている。

いつものように米山豪憲君=当時(7)の両親、鈴香被告の母親がそれぞれ傍聴席に着いた後、入廷してきた鈴香被告。細い縦縞のブラウスに黒ズボン、ピンクのサンダル姿。緊張感をあらわにしていた前回公判よりも落ち着いた様子で、竹花裁判長に促されるまま、証言台の前の椅子に座った。

弁護人が立ち上がり、鈴香被告へ質問を始める。

弁護人「まずは、お母さんとの関係について聞きます」

弁護人のその一言で、鈴香被告の右斜め後方に座っていた鈴香被告の母親は一瞬、天井に顔を向ける。母親との関係については、1審の被告人質問でも取りあげられた。検察側は、鈴香被告が彩香ちゃん死後に「彩香は誰かに殺害された」としたのは母親が事件に巻き込まれたと騒ぎ、それに歩調を合わせざるを得なかったとしている。

弁護人「お母さんは家事をしましたか?」

鈴香被告「はい」

弁護人「料理は?」

鈴香被告「はい」

弁護人「どうでした?」

鈴香被告「スーパーの総菜は一切使わず、手作りのものしか出ませんでした」

弁護人「掃除は?」

鈴香被告「掃除機を使っているところはあまり見たことがありません」

弁護人「洗濯は?」

鈴香被告「小さいときに覚えているのは、お風呂場の所にあった洗濯機で家族全員の洗濯物をしていたこと」

主婦としてしっかりと家事をこなしていた鈴香被告の母親。しかし、娘はそんな親のまねはできなかったようだ。弁護人の質問は鈴香被告の家事に移る。

弁護人「結婚当初に住んでいた家で掃除はちゃんとしていましたか?」

鈴香被告「いいえ」

弁護人「なぜ?」

鈴香被告「後でやればできると…。正直に言って、掃除の仕方が分かりませんでした」

弁護人「何が分からないのですか。掃除機かけること?」

鈴香被告「はい」

弁護人「散らかったものを片づけることは?」

鈴香被告「はい」

弁護人「ゴミを捨てることは?」

鈴香被告「溜まる一方でした」

弁護人「理由は?」

鈴香被告「ゴミ捨て場が遠かったことと、ゴミをゴミ袋に入れたりすることができませんでした」

弁護人「掃除しないことで、家の中は?」

鈴香被告「ひどかったです。ゴミとか服とか、膝ぐらいまでありました」

元夫は1審の証人尋問で、鈴香被告が家事が出来なかったことを離婚原因の1つに挙げていたが、確かに、膝までゴミが溜まる家では嫌気がさしてくるかもしれない。

弁護人「彩香ちゃんが生まれてからは変わりました?」

鈴香被告「はい」

弁護人「どういう風に?」

鈴香被告「彩香の手の届く範囲を集中的に」

弁護人「なぜ?」

鈴香被告「すごく小さいものでもゴミを食べてしまうから」

弁護人「保育園行ってからは?」

鈴香被告「さぼりがちになりました」

弁護人「事件の時は?」

鈴香被告「お菓子の袋が散らばっていたり、彩香の教科書が散らばっていたり…」

豪憲君殺害事件で、鈴香被告が捜査線上に浮上したきっかけの1つは、遺体に鈴香被告が自宅で飼っていたうさぎの毛がついていたことだった。また、1審では、家の中にカップラーメンのカップが転がっていた様子などを証人が証言している。

鈴香被告の家事に関する質問はようやく終わり、弁護人は長女、彩香ちゃんとの関係について質問していく。保育園に入った彩香ちゃんだが、朝起きが苦手な鈴香被告は、ママ友も特におらず、保育園の様子を話す彩香ちゃんの話し相手にもなれなかったようだ。

弁護人「小学校入ってから彩香ちゃんはどんな話を?」

鈴香被告「学校であったことなどを。大きくなったら何になりたい、何年生になったら何をやりたい、とか。午後5時になると実家にいくのだけど、その行き帰りにシンデレラや白雪姫の話をしてなどと言われました」

弁護人「どうしたの?」

鈴香被告「本がないので、うろ覚えの話をしたりとか、シンデレラと白雪姫が重なったりしながら…」

弁護人「小学生になってから、あなたの返事に対して彩香ちゃんは?」

鈴香被告「特に…自分の部屋に行ったりしていました」

弁護人「彩香ちゃんと外で遊んだことは?」

鈴香被告「ありません」

弁護人「理由は?」

鈴香被告「外に出ると、人の目が怖かったから」

弁護人「人の目が怖いと思うようになったのは、いつごろから?」

鈴香被告「高校生ぐらいにいじめられるようになったから」

ここから新たな話が出てきた。彩香ちゃんの生育に関する問題だ。

弁護人「彩香ちゃんの学力の面で問題は」

鈴香被告「舌っ足らずでした」

弁護人「他には?」

鈴香被告「学校に入る直前まで仕事をしていたこともあり、読み書きや数字を教えてなかったので、時計が読めなかったり、自分の名前の読み書きも出来ず不安でした」

⇒(2)反発心抱いていた父親の“悪口”は雄弁に