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(4)「怒鳴る声、しつけとは思えなかった」

公判は午後2時から再開。3人目の証人は畠山鈴香被告宅の隣人女性。検察側は鈴香被告の長女、彩香ちゃんに対する育児放棄や彩香ちゃん殺害後の鈴香被告の様子について尋問し、証人は、彩香ちゃんの泣き声や、鈴香被告がヒステリックに怒鳴る声、大きな物音などを聞いていたことを証言した。

検察官「泣いていた彩香ちゃんが何かいっているのを聞いたことがあるか」

証人「ごめんなさい、ごめんなさいと泣いていた」

検察官「(鈴香被告の)ヒステリックな声とはどんな声か」

証人「『おごすな(起こすな)って言ったべ』って怒っていたのを覚えている。しつけとは思えなかった」

証人は交際男性が自宅に来ていたとみられるとき、彩香ちゃんが外に出されていた様子も説明した。具体的に語ったのは、平成17年末から18年始めごろの吹雪の日の話だ。

証人「子供を駅まで車で迎えに行く際、彩香ちゃんが被告人の車と彼氏の車の間で黙って立っているのを見かけた。『ふぶいているから家さ入れ』と声をかけたら、彩香ちゃんは『いいの。お外で遊びいたいから』と寂しそうな顔をしていた。男性との交際を優先して子供を邪険にしていると感じた」

その後、彩香ちゃん殺害後に、それまで庭の手入れをした姿を見たことがなかったのに、被告がシルバーのピアスなど派手な姿をして庭に除草剤をまいているのを見かけたこと、彩香ちゃんの情報を求めるビラ配りは演技だと感じたことなどを証言して検察側尋問は終了。

続いて弁護側の尋問へ。弁護士は証人が平日の日中は仕事に出ており、主に平日の夜や土日に、鈴香被告の家庭を「垣間見た」と証言していることを問題視した。

弁護人「『垣間見た』とはどういうことか。土日以外に観察していたことはあるのか」

証人「観察まではいかないが、普段の生活で私が見て聞いたことを話している」

弁護人「被告人に特別な関心はあったのか」

証人「私は、普段見て聞いて感じたことを話している。鈴香被告は、彩香ちゃんのお母さんとして感じていただけだ」

検察官「答えようがない質問だ」

その後、藤井裁判長が「鈴香被告の家から聞こえてきた音は、ほかの家族も聞いていたのか」との質問に、証人が「息子も聞いていた。『またやってるね。怖いよ』と話していた」と答えるなどし、午後3時、3人目の証人の尋問が終了した。

⇒(5)「本人を目の前にしては言えない」住民証言