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(5)「才能は落ちていない。これからも花が開く」

「来るべき時が来た」と、事件についての当時の感想を述べた千葉龍平副社長。弁護人が真意を問うていく。

弁護人「来るべき時が来たとは」

証人「小室さんが傲慢(ごうまん)になっていくとき、人間的に下り坂になっていった。周りにいる人間を見てもこうなってもおかしくないという印象を受けました」

弁護人「一緒に仕事をされて途中で疎遠になっていったと。小室さんの音楽的才能についてはどう評価しますか」

証人「日本においてはたぐいまれな才能を持つ音楽家です」

弁護人「事件があって、その後の評価は変わりましたか」

証人「評価としては変わらないし、世間一般にも変わったとは思いません」

弁護人「その理由は」

証人「音楽を作る力、その姿勢はピュアな気持ちでしか作れない。詞やメロディーにこもっているものは今後も残っていくし、作品が与える影響から評価は変わらないと思います」

弁護人「松浦社長も言っていたが、会社として支えていくつもりでしょうか」

証人「会社としても個人としてもすべてをやるつもりです」

千葉副社長は小室被告を全面的に支援することで犯罪への道を絶つことを誓っているようだ。

弁護人「再び事件に関与するという点についてはどうですか」

証人「僕はないと思っています。一緒に住んでいるが、心の変化とか反省の仕方とか深く感じている。自宅でピアノやギターの前で音楽を作っている姿勢を見ると、才能は落ちていないし、これからも花が開くと思う。今までいた周りの人間が一掃されたのも大きな要因。エイベックスも小室さんのやることを応援し、経済的にも支えられると思います。今後このようなことがないことを確信しています」

弁護人「証人としては自宅に住まわせて仕事の面倒もみて、個人としてアドバイスするなどそういう気持ちなのでしょうか」

証人「できることすべてをやろうと思う。会社としても個人としても小室さんに役立つことすべてをやろうと思っています」

微動だにしなかった小室被告も、ここで小さく2、3回うなずいた。

弁護人「自宅の様子からして十分反省していると」

証人「小室さんが自宅に来たときに『2人の関係が変わることがある。僕は教育者となる。悪いことは悪いといい、守れなければ出ていってもらう』と話しました。このようなことが二度と起こらないように厳しい目で見た。音楽でも、僕の子供に音楽を教えてくれるし、若者にいまどんな音楽がはやっているかを探ろうとしている姿が見えました」

弁護人「近くにいる者としてそういうふうに感じると。私からは以上です」

続いて、検察官の尋問に移った。小室被告は相変わらずじっと机を見つめたままで、検察官の方に全く目を向けない。

検察官「先ほど『私は教育者になる』と言いましたが、実際に暮らしている中で注意したことはありますか」

証人「奥さんのKEIKOさんに、朝起きてちゃんと食事を作りなさいと。ジャンクフードが好きだったので、なるべく自然なものを食べなさいと。今まで慢心していたことや周りの人に気をつけなさいと。連絡がきたときには電話を取らないようにとか」

検察官「お忙しいと思いますが、どういうときに会うのですか」

証人「週に3回ぐらいは会ったり、帰ったときに部屋で会って、毎日どんなことがあったか報告してもらっています」

検察官「証人は生活をある程度把握しているのですか」

証人「そう思います」

穏やかな口調だった検察官が、ここから厳しく最近の小室被告の様子を問いただし始める。

検察官「被告は一目置かれる存在だが、保釈中に目立った動きはなかったのでしょうか」

証人「お参りに行ったりとか、目立ったことはないと思います」

検察官「一部報道で、飲みに歩いていたとか出ていますが」

証人「土日に家族で食事して、そういう場でお酒を飲むとか。うちには音楽機材が十分ではないので、音楽のある所へ行ってお酒を飲むこともあったと思います」

検察官「証人からみて、飲み過ぎを注意したことはありますか」

証人「飲み過ぎはないです。あまり飲まれないですし」

一部報道をもとに、小室被告の最近の生活態度を問いただしていく検察官。小室被告の「反省」は単なる表面だけの態度とみているのだろうか。

検察官「生活費は誰が出していますか」

証人「食事は自分のところの材料を使ってわれわれが出しています。奥さんと一緒のときは奥さんが払っていると認識しています」

検察官「他に借金があるが、どのように返済していくのですか」

証人「松浦社長からお借りしたし、全体で20億円払うべき借金もあるが、これからの音楽活動で返済していくと思う」

検察官「返済計画はありますか」

証人「今はない」

検察官「支援の中に借金は含まれるのか」

証人「仕事で支援して、ヒット曲を生み返済に回す。時間がかかるかもしれないがそうさせます」

検察官「これだけ借金があり、金銭目当てに近づいてくる人もいると思いますが、またこういう詐欺とかお金に困ってそうならないといえるのでしょうか」

証人「ならないといえる。本人は反省しているし、警戒している。アーティストはマネジャーを介して接触するが、マネジャーにも僕らの人間を付け、報告させる仕組みを作ります。楽曲のヒットで収入の道が開ける」

⇒(6)「小室マネー」の話に動揺? 目をパチパチ