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(4)居候先の副社長証言「周囲に『よろしくない人たち』がはびこった」

松浦勝人社長の証言を身じろぎせずに聞き入る小室被告。裁判長の尋問は続く。

裁判長「参考までに、エイベックスの年間の売り上げはどれくらいですか」

証人「1200億円くらいです」

裁判長「小室被告は破綻にいたる過程でも、従前の派手な生活を改めなかった。今後、お金の使い方をどう指導していくつもりですか」

証人「完全に改めさせようと思います」

裁判長「小室被告と(妻の)KEIKOさんとの関係はどうですか」

証人「円満だと思います」

裁判長「小室被告がKEIKOさんのためにお金を使うことで、再び派手な生活が繰り返されるということは考えられませんか」

証人「KEIKOさんも含めて私どもでお預かりします」

裁判長「小室被告をアーティストとして再生させたいと考えますか」

証人「はい」

松浦社長が退廷し、今度は千葉龍平副社長が入廷した。保釈後に小室被告とKEIKOさんを都内の自宅に招いて世話をしている人物だ。傍聴席に軽く一礼して証言台に立った千葉副社長は、役職などに関する質問に答えた後、小室被告との関係についての弁護人の問いかけに応じた。

弁護人「小室さんと知り合ったのはいつごろですか」

証人「1992年くらいでした」

弁護人「どのようなきっかけでしたか」

証人「ある音楽イベントの打ち上げで席が近かったことがきっかけでした」

弁護人「仕事以外にプライベートでの付き合いはありましたか」

証人「旅行に行ったり食事をしたりという付き合いも個人的にございました」

弁護人「現在、小室さんはどこにお住まいですか」

証人「私の自宅です」

弁護人「どういう気持ちからご自宅を提供されたのでしょう」

証人「KEIKO様から依頼があったことに加え、小室さんにいろいろな恩義があったからです。立ち直ってほしいという僕自身の思いもありました」

弁護人「小室さんが暮らしている部屋は」

証人「地下に小さな部屋がありまして、そこで」

弁護人「証人からみた保釈中の様子はどうですか」

証人「最初の1カ月くらいは非常に大きなショックと困惑が見て取れました。しかし、その後は、『どうしてこのような事件が起こったのだろう』と尋ねてきたりして、今後自分がどのように生きていけばいいのかを考えているように見受けられます。音楽の市場のこととか自分の(世間からの)見え方とか、そういった質問を受けることもあります」

弁護人「生活面はどうですか。派手な買い物をしたりといったことは」

証人「僕の見ている限りはありません」

弁護人「小室さんとはどういう仕事をしてきたのですか」

証人「プロデューサーと、アーティストを預かる責任者というお付き合い。音楽ビジネスや業界の仕組みについても教わり、恩師的な存在でした」

弁護人「御社に対する小室さんの貢献をどうみていますか」

証人「多大な貢献をしていただいたと感じています。上場できたのも小室さんがいたから。計り知れない大きな貢献でした」

弁護人「最近の小室さんとの仕事は」

証人「ほとんどございません。たまに音楽イベントに出てもらうことはありましたが」

弁護人「どうしてそうなったのでしょう」

証人「ヒット曲を出し、世の中で『プロデューサーとして君臨している』といわれるようになったころから、慢心のようなものが感じられるようになり、僕から見て『よろしくない人たち』が周りにはびこるようになりました。そして次第に疎遠になっていきました」

弁護人「今回の事件についてはどうやってお知りになりましたか」

証人「報道を通してです。ただ『事件になるのでは』といううわさ話は耳にしていました」

弁護人「報道で事件を知ったときどう感じましたか」

証人「さもありなんというか…。来るべき時が来たという思いでした」

⇒(5)「才能は落ちていない。これからも花が開く」