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第32回公判(2012.3.5) 【被告人質問】

 

車の鍵 持ち去り否定

木嶋被告

◇被告 食事に睡眠薬「違う」

 首都圏の連続不審死事件で殺人罪などに問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判の第32回公判が5日、さいたま地裁であった。検察側は、大出嘉之さん(当時41)が不審死した「埼玉事件」で、2009年8月6日に富士見市の駐車場で遺体で見つかる直前の様子などについて質問した。

 木嶋被告は「大出さんは別れ話をした後、練炭自殺をした」としている。

 大出さんが遺体で見つかった車は、施錠されていたものの、車内や周辺などから鍵は見つからなかった。これについて木嶋被告はこれまでの公判で「(私の)家に来た時から『鍵がない』と言っていた」と説明していた。

 ところが、この日の質問で、木嶋被告は「(大出さんの車に乗って2人で)車庫入れの練習をした。部屋に入る前にエンジンを切った」と話し、さらに別れ話をした後に2人でドライブに行ったことにも触れた。

 そのため、検察側は、鍵は大出さんがなくしたのではなく、木嶋被告が持ち去ったのではないかと推測し、「鍵を持っている人が犯人になるので、その事実を隠しているのではないか」と質問。木嶋被告は「違います」と答えた。

 また、車内から見つかった練炭とコンロは、「(大出さんから)キャンプに行くから譲ってほしいと頼まれ、さしあげた」と説明。駐車場まで木嶋被告が運転したのは「落ち込んでぐったりした様子で、運転を代わった方がいいと思った」と理由を語った。

 検察側は、この時の大出さんの様子に関連し、「(木嶋被告が食べさせた)ビーフシチューに睡眠薬を入れたのではないか」と質問。木嶋被告は「違います」と否定し、さらに「薬で眠らせ、練炭をたいて死なせようと置いてきたのでは」という質問にも同様に否定した。

 最後に検察側は、大出さんに対する思いを尋ねた。木嶋被告は正面を見据え、「私との相性が合わなかっただけで、大出さんが悪かったわけではない。私との別れ話が原因で自殺なさったなら、申し訳ない」と、はっきりとした口調で述べた。

⇒木嶋被告 死亡男性に「キャンプ用に練炭渡す」