歌織被告の弁護人控訴
東京都渋谷区の外資系金融会社社員、三橋祐輔さん=当時(30)=の切断遺体が見つかった事件で、殺人と死体損壊・遺棄の罪に問われた妻の歌織被告(33)の弁護人は9日、懲役15年を言い渡した4月28日の1審東京地裁判決を不服として控訴した。
弁護側は1審で、「犯行時は短期精神病性障害という精神障害を発症していた」とする精神鑑定結果に基づき、「犯行時は心神喪失だった」と無罪を主張。東京地裁は鑑定結果の信用性を認めながら「精神障害は責任能力に影響を与えるほどではなかった」として、完全責任能力を認めた。