第2回公判(2012.1.11)
被告母「名前も聞いてない」=死亡男性知らず
埼玉、東京、千葉で2009年、男性3人が相次いで死亡した連続不審死事件で、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判の第2回公判が11日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)であった。
埼玉県富士見市で遺体で見つかった会社員大出嘉之さん=当時(41)=について、検察側は「名前を聞いたこともなかった」とする木嶋被告の母親の供述調書を読み上げた。
調書によると、母親は木嶋被告が05年ごろから逮捕される09年まで、他の男性と交際していると思っていた。調書で母親は「(交際相手は)他にもいると聞いたことはないし、被告以外の3人の子どもからも大出さんの名前を聞いたことはない」と供述している。