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第12回公判(2012.1.30)

 

「自殺の判断は間違い」 現場臨場の警察官証言

木嶋被告

 首都圏で起きた男性の連続不審死事件で、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判の第12回公判が30日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で開かれた。東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん=当時(53)=殺害事件に関して、現場に臨場した警視庁警部補が証人出廷。当初は寺田さんを自殺と判断したことについて「判断ミスだった」と述べ、捜査の不備を認めた。

 警部補は平成21年2月4日、捜査員の1人として寺田さん宅に臨場、寺田さんが練炭6個を置かれた室内で死亡しているのを確認した。検察官に「当初、自殺と判断したのは正しかったか」と問われた警部補は、「判断ミスと思っている」と証言。捜査の不備として、練炭購入先の捜査不足▽木嶋被告の銀行口座の照会不足▽木嶋被告への聴取不足−などを挙げ、「(ミスがなければ)千葉、埼玉の事件が事前に防げただけに、悔しい」と述べた。

 また、警部補は現場に臨場した際、寺田さんの携帯電話に「佳苗さん」と登録されていた電話番号に連絡し、木嶋被告から「別れ話になり、落胆していた」などと事情を聴いたと証言。その際、木嶋被告は妹の実名を名乗り、登録名とは違うので不審な点ではあったが、自殺の動機があったと判断したためそれ以上の追及はしなかったと述べた。

 一方、弁護側は「現場に争った形跡がない」などとする警部補の供述調書を朗読、なおも自殺の可能性があると強調した。

⇒木嶋被告、練炭を寺田さん宅に宅配、自分で受け取り