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第29回公判(2012.2.28) 【被告人質問】

 

検察官が寺田さん遺族の質問を代読 木嶋被告は終始小声

木嶋被告

 首都圏で起きた男性の連続不審死事件で、殺人などの罪に問われた木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判の第29回公判が28日、さいたま地裁(大熊一之裁判長)で開かれ、東京都青梅市の会社員、寺田隆夫さん=当時(53)=殺害事件について、検察側による被告人質問が行われた。検察側は、寺田さんの姉から託された質問を時折交えながら、木嶋被告に質問を重ねた。

 この日は、検察官が「これまでの被告人質問の内容を寺田さんのお姉さんに伝えてあります。お姉さんが、被告に聞いてほしいことがあると話していました」と述べ、姉からの質問をまとめた紙に時折目を落としながら質問した。

 まず検察官は、木嶋被告が、寺田さんや同時期に交際していた複数の男性についてどんな思いを抱いていたのかについて聞いた。

検察官「寺田さんと、同じ時期に交際していた男性の2人についての思いは」

被告「比較できない」

検察官「男性には家族を紹介していますが、寺田さんには紹介していないのはなぜ?」

被告「大切だと思っているから紹介しなかった」

 検察官はさらに質問を続ける。

検察官「普通、結婚するなら、1人を選ばないといけない」

被告「子供ができたら考える」

検察官「なぜ寺田さんを選ばなかったのですか」

被告「私と相性が悪かったから」

 検察官の質問ぶりからはどれが寺田さんの姉からの質問かは明確に判別できなかったが、検察官は寺田さんの最後の様子について時間をかけて質問を重ねた。

 別れ話になった際の寺田さんの様子を問われた木嶋被告は「ぶつぶつ、つぶやくように話していた」と述べたが、検察側はさらに質問をぶつけた。

検察官「お姉さんにとって、寺田さんの最後の言葉です。よく思い出して話してください」

被告「『そうですか』と言っていました」

検察官「他には」

被告「『価値観が違う』と話したら、黙っていた」

検察官「本当は最後の言葉を聞いていないのでは」

被告「そのようなことはありません」

検察官「(睡眠薬で)眠らせているから、思い出そうとしても思い出せないのでは」

被告「違います」

 弁護側の被告人質問では事件当日の様子をはっきりとした口調で語った木嶋被告だったが、この日は終始小さな声だった。

 次回の第30回公判は3月1日に開かれ、千葉県野田市の無職、安藤建三さん=当時(80)=殺害事件に関して質問する。

⇒第30回公判