第18回公判(2012.2.8)

 

事件当日の被告の行動再現 連続不審死で検察側

木嶋被告

 首都圏の連続不審死事件で、殺人罪などに問われた無職木嶋佳苗被告(37)の裁判員裁判第18回公判が8日、さいたま地裁であり、検察側は2009年5月に無職安藤建三さん=当時(80)=が千葉県野田市の自宅で死亡した当日の被告の行動について、現場近くの防犯カメラの映像などを元に詳しく再現した。

 検察側の冒頭陳述によると、木嶋被告は同5月15日午前9時前、現場近くの量販店の駐車場に車を止めて安藤さんを訪問。睡眠薬で眠らせた。

 同10時すぎには近所の銀行のATMで、安藤さんの口座から現金188万円を引き出し、再び安藤さん宅へ戻り、練炭に火を付け殺害したとしている。

⇒第19回公判