無期判決に控訴 東京地検
東京都江東区のマンションで会社員の東城瑠理香さん=当時(23)=が殺害され、バラバラにされた事件で、殺人罪などに問われた星島貴徳被告(34)について、東京地検は25日、死刑求刑に対し無期懲役とした1審判決を不服として東京高裁に控訴した。
1審東京地裁は18日、「殺害や死体損壊・遺棄は計画的ではなかった」などと指摘。前科がなく、被告が反省している点なども考慮し、「死刑を選択すべき事案ではない」と無期懲役を言い渡した。
東京地検の谷川恒太次席検事は「判決が死体損壊などを軽視して死刑を回避したのは重大な判断の誤り。殺害と死体損壊は一体の犯行。極めて残虐で死刑が相当」とコメントした。